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中国「ケンカが強い省ランキング」に異論続出! “天下一武道会”開催の動きに、当局も警戒!?

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 ストリートファイトも日常茶飯事の中国で、「ケンカの強い省ランキング」が発表され、話題を呼んでいる。

 中国版Twitter「微博」に投稿されたこのランキングで、栄えある1位に輝いたのは内陸の陝西省。「民度が低く、突然爆発する。メンツを重んじ、負けてもカッコつける。人情に厚く、兄弟の契りは夫婦を上回る。『恐怖』という言葉は、知っていても使うことはない。『俺たち陝西人』という同郷意識が強い」というのが理由だという。


 これに次ぐのは、「普段はモメ事を起こさないが、何ものをも恐れない連中」だという安徽省出身者。さらに「友好的だが、怒らせたらひとりで東北人2人と、上海人5人を相手にできる」内モンゴル自治区と、「身体能力の高い人が多く、ケンカが始まったら誰も止められない」寧夏回族自治区、「なぜか銃撃事件が一番多い」河北省が3位タイとなっている。

 そのほか、「2人がケンカすると、両者合わせて200人の仲間を引き連れてくる」北京市は10位。「方言が濃すぎて中国語でケンカできない」福建省は16位。「彼らのケンカはママゴト」とされる上海市が最下位となった。

 このランキングは、あくまでいち個人ユーザーが投稿した主観的なものだが、そのことが逆に議論を生む結果となったようだ。この投稿には「少林寺や太極拳発祥地の陳家溝がある河南省が弱いわけないだろ!」「チベットとか貴州、青海は? 重慶も、香港もない。俺。江西だけど、ランキングにすら入ってない」「東北人(中国東北三省)は気性が荒くて有名なのに、評価低すぎ。遼寧省、何これ?」「新疆はもっと評価高くてもよいのでは?」などといったツッコミが寄せられ、350万回以上もリツイートされている。中には自身の出身省の評価の低さに不満を抱き、「弱いと思うなら、オフ会開いてケンカしようぜ!」と“天下一武道会”を企画する者も。これに警戒したのか、公安当局は公式アカウントで「このランキングは当てにならない」と呼びかけている。

 利害が対立する集落間の抗争「械斗」も各地で散発している中国。ネット上のケンカ談義がヒートアップすれば、三国志時代に逆戻りするかも!?

最終更新:2016/01/28 15:58
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