世界に広がる北朝鮮レストランで「勃起酒」「SEX TONIC」を販売!? “攻めすぎてる”北朝鮮土産とは
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北朝鮮の重要な外貨稼ぎの資金源となっている海外でのレストラン経営が、お土産の違法販売という意外な理由で摘発された。バングラデシュ・ダッカにある「平壌レストラン」が、同国でご法度のバイアグラと酒を販売したというのだ。そもそも北朝鮮レストランで売っているお土産って、どんなシロモノなんだろうか?
5月15日付のバングラデシュ有力紙「プロトムアロ」(電子版)によると、同日午前に税関当局がダッカ繁華街にある北朝鮮当局直営の「平壌レストラン」に踏み込み、オーストラリア製ビール「フォスターズ ラガー」96缶とウィスキー10本、バイアグラ210錠をはじめ、いくつかの刺激薬を押収した。捜索には北朝鮮の大使館員も駆け付けて抵抗したというが、逆にバングラデシュ外務省が北朝鮮側に抗議するという外交問題に発展したと同紙は伝えている。
ネット上の情報をまとめると、イスラム圏ゆえ許可された店以外で酒類の販売は当然違法となるが、客層が外国人中心だったため、かなり前から酒を出していたようだ。レストランのお土産品に「バイアグラ」とは、一見ワケがわからないが、高麗人参を中心にした漢方の成分に化学物質を配合させた北朝鮮産の媚薬は、知る人ぞ知る存在だ。
北朝鮮としても外国でなかなか販路を開拓できないため、「売れたら儲けモン」という感じで、控えめにレストランのレセプションに置いている。実際、どの国の北朝鮮レストランでも土産を買う人は少数派で、大多数の客は美女軍団の歌と踊りのショーや朝鮮料理を堪能して帰って行く。そんな「刺身のツマ」みたいな土産物が、バングラデシュで摘発を受けたわけだ。
そこで、中国で展開する複数の北朝鮮レストランのお土産売り場をのぞくと、露骨かつ謎めいたアイテムが多いことに気付かされる。
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