街ブラ番組『ウルトラ怪獣散歩』が起こす、怪獣×東京03という化学反応
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「今回は北川町じゃなくて、鎌倉ですけど」
メフィラス星人、メトロン星人、ケムール人という3体の怪獣たちが、鎌倉の街をブラブラしている。しかし、このロケでメインとなるはずの重要文化財「鶴岡八幡宮」には入れない。
撮影交渉をしたスタッフによると、撮影NGの理由は「神社という神聖な場所に怪獣はそぐわない」というもの。
それを聞いたメトロン星人は「ぐうの音も出ない」と嘆き、ケムール人は「怪獣はしょせん、人間世界に入れてもらえない悲しい存在なんですから……」とつぶやいた。これは「空想特撮散歩シリーズ」と銘打たれた異色街ブラ番組『ウルトラ怪獣散歩』(CSフジテレビONE)である。もともと、2014年8月に特別番組として放送され、その後DVD化。今年5月22日からレギュラー化された。それに先立ち、5月20日深夜には地上波版が放送された。
昨年の特番では、メフィラス星人とザラブ星人、ダダが東京の下町、柴又を街ブラ。「頭が黒いから、直射日光大変なんですよ」グチるダダ。そのため、柴又の商店街で帽子を買うことに。そこで見つけたのは、白黒縞模様の帽子。体の模様とほとんど一緒で、ダダのために作られたんじゃないかという帽子だ。まるで帽子と一体化したかのようなダダの姿がなんともシュールで、おかしみがあった。
肝心の食レポでは、口元を隠す怪獣たち。地上波版ではその食レポ中、メトロン星人が言う。
「なんならアンヌ隊員も呼んだらどうだい?」
「いただきました!」
と興奮するメフィラス星人。もちろん『ウルトラセブン』第8話に登場するメトロン星人の名ゼリフだからだ。そこに、ケムール人は「アンヌ隊員のこと好きなんですか?」と茶々を入れる。否定するメトロン星人に、「顔赤くなってますよ」と指摘するケムール人。
「もともと赤いんだよ!」
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