もはや高級ブランド品だけじゃない! “パクリ大国”韓国で、名門ソウル大学を騙る詐欺が横行中
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日本では最近、商標法が改定となり、新たに“音”や“色”なども商標登録ができるようになった。さっそく、大幸薬品が「正露丸」のCMで流れる軽快なラッパの旋律を音商標として出願。2008年の最高裁で「正露丸」の商標が「一般的な名称」という判決が下されていたため、大幸薬品としては自社商品の商標を守るために気合が入っているのだろう。
商標の正当性に頭を悩ませているのは、韓国も同じだ。韓国では以前から商標権を侵害するパクリ問題が多く起きている。昨年2月にも、「シャネル」や「ルイ・ヴィトン」などの高級ブランド名がプリントされたペット用衣服を販売し、9億ウォン(約9,000万円)を荒稼ぎしていた業者が逮捕されている。
そんな韓国では最近、高級ブランド品にとどまらず、大学の権威を利用しようとする事例も多発している。特に問題となっているのが、日本の東京大学に相当する国内屈指の最高学府ソウル大学を名乗った詐欺だ。
先月中旬、ソウル大学側に、とある男性から「自分が買ったもやしは、本当にソウル大産なのか」という電話がかかってきた。大学側が至急、調べてみると「ソウル大が開発した」というキャッチコピーを用いたもやし業者が発見された。もちろん、ソウル大からすれば寝耳に水のこと。警告を受け、もやし業者はコピー文を撤回したが、この問題はまだまだ氷山の一角である。
中には、ソウル大学の最寄り駅に、ソウル大のロゴなどが入ったジャンパーを着せたアルバイトを立たせ、ソウル大関係者を装って健康食品を販売して摘発された業者もある。さらに、ソウル大図書館に勝手に本を寄贈して、「名門校が認めた本」としてアピールするところまであるというから驚きだ。
ソウル大学のブランドを悪用した詐欺は、商品だけではない。ある私塾では、「ソウル大キャンプ」といううたい文句で、高校生30人ほどをソウル大学に集め、学食で食事をとらせるイベントを開催。大学との密接な関係を装ったとして告訴される仰天の事件まで起きている。この塾は「大学の学食でご飯を食べることがそんなに問題なのか」と憤りながらも、以降のキャンプを中止にしている。厚顔無恥とはまさにこのことだろう。
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