「姪とヤリたい」夫のために妻が協力!? 性道徳が崩壊した中国に残る、歪んだ処女信仰
#中国 #東アジアニュース
中国で一組の夫婦が、強姦罪の共犯として有罪判決を受けた。なんと自分の姪を強姦した夫を、妻が手助けしたというのだ。
この夫婦は福建省泉州市に出稼ぎに来ていたが、2012年3月、親戚の葬儀のために夫が故郷の江西省に一人で帰省。その際、親戚から頼まれ、妻の16歳の姪・小梅を出稼ぎ先に連れ帰り、職探しを手伝うことになった。
小梅は夫婦が住む家の近くの工場で仕事を見つけ、住み込みで働き始めた。しかし数日後、小梅が夫婦の家へ食事に訪れた際、事件が起きた。妻が洗い物をしている間、別の部屋で小梅と一緒にテレビを見ていた夫が、理由をこじつけて部屋の鍵をかけ、無理やり小梅を押し倒そうとしたのだ。しかし、この時は小梅が抵抗して叔父の手にかみついたため、コトは未遂に終わった。
妻の姪を強姦未遂とは、それだけで離婚モノだが、夫は妻に「小梅とヤリたい」と告白。しかも、それを聞いた妻も、怒るどころか手助けすることを決意したというから驚きだ。
妻は逮捕後、その理由について「夫と付き合い始める前に彼氏がいて、処女を夫にあげられなかったから」と話している。つまり、自分が夫に処女を捧げられなかった代わりに、姪の処女を夫に捧げようとしたのである。
そして、その時は間もなく訪れた。数日後、妻は小梅が働く工場に出向き、小梅を呼び出して「あの時あなたは、おじさんにかみつくべきじゃなかった。またうちに来て、おじさんに謝りなさい」と告げ、再び家に誘った。
叔母の言うことに逆らえなかった小梅は、再び夫婦の家へ。夕食後、その日は、そこに泊まることになった。
一つしかないベッドに川の字になって寝る3人。当然、真ん中に妻、その左右両脇にそれぞれ夫と小梅が寝た。夜更けになって妻と夫はこっそりと場所を入れ替わり、夫は小梅の毛布に忍び込んでコトに及んだのだった。そのとき妻は、一部始終を懐中電灯で照らして見物していただけでなく、力いっぱい抵抗して大声を出そうとする小梅に対し、妻は「隣の家に人がいるんだから、大声を出すんじゃないの!」とまで言ったのだという。
妻の協力のもと、犯行を遂げた夫。ところが直後、今度は妻ともう一戦交えたというから驚きだ。一方の小梅は、この夜のことを誰にも打ち明けられなかった。
しかし、それから2年後。18歳になった小梅に彼氏ができ、一緒に暮らし始めた。だが2カ月後、2人は破局。理由は、小梅が処女ではなかったことに彼氏が怒ったからだ。
小梅の母親が別れの理由を問いただしたところ、彼女は叔母夫婦の家で起きたことを打ち明けた。母親は、すぐさま小梅を連れて警察へ。事件から2年以上たってようやく、叔母夫婦は強姦の罪で逮捕されたのだった。
処女と交わることにこだわる夫、自分の処女を夫にあげられなかったことを引け目に感じた妻、恋人が処女ではなかったことに腹を立てて別れを告げる若い男――。性道徳が崩壊したかのような中国社会だが、歪んだ処女信仰は根強いようだ。
(文=佐久間賢三)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事