日本には寿司を弔う墓がある!? 春節の訪日中国人がカルチャーショック「もう日本人が分からなくなった……」
#中国 #東アジアニュース
春節前後の1カ月で数十万人に達したといわれる訪日中国人も、その多くが連休を終えて帰国の途に着いた。
日常生活に戻った彼らは今、日本の思い出話に花を咲かせている。その多くは好意的なものだが、日本で受けたカルチャーショックを吐露する者たちもいるようだ。
中国版Twitter「微博」に寄せられている訪日中国人たちの日本評で目立つのは、日本の清潔さに関するものだ。
「日本の街にはゴミ箱がない。ゴミが生じてもみんな職場や自宅まで持っていき、そこで処分するからだ。ゴミ箱がない場所にゴミの山ができる、どこかの国と大違いだ」
「日本で入った公衆トイレは、中で食事をしてもいいと思えるくらいきれいだった。さらに、個室内には消毒液が備えられていて、気になる人は自分で便座を掃除してから使用するのだ」
といった、日本人にとってはごく当たり前の習慣を、驚きを持って伝えている。
また、通勤ラッシュの光景も、中国人の目には新鮮に映ったようだ。
「一度、通勤時間帯の電車に出くわしてしまったが、その混雑ぶりは春節の鉄道駅みたいだった。しかし驚いたのは、電車にギュウギュウに詰め込まれながらまったくケンカが起こらないどころか、話し声のひとつも聞こえなかったこと。混雑の中の不気味な静けさは怖いくらいだった」
「駅に停車するたび、ダムから水が放流するように人が押し出され、また吸い込まれていく。そんなことを繰り返しながらも到着予定時刻に1分と遅れることなく、私を目的地に届けてくれた」
と、乗客の様子に驚きを覚える者や、鉄道会社の運行能力の高さに感嘆する声もあった。
一方、日本人の精神性に関しては、「理解不能」とばかりにさじを投げる人も。
「築地市場の近くの廟(神社)を訪ねたとき、傍らに石碑が立っているのが目に入った。日本在住の友人いわく、それは、寿司となった魚たちを祀る碑なのだそう。さらに、その横には鶏の卵を祀る碑まであった。日本人が、死者に対して敬意を払うことは知っていたが、まさか食べ物にまでとは。もう日本人が分からなくなった……」
訪日中国人の増加は、両国の相互理解の一翼を少なからず担っているようだ。
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