総連ビル“買い戻し”の一方で閉店! 北朝鮮マニアに愛された「コリセン」ってなんだ!?
#北朝鮮
事実上、本部ビルの買い戻しが実現しそうな朝鮮総連中央本部ビル(東京都千代田区)売却問題。本部ビルは維持する一方で、東京都文京区にある「朝鮮出版会館」は1月23日に大阪市内の不動産会社に約23億円で売却され、解体される見込みとなった。北朝鮮研究者やマニアからは「コリセンがなくなる……」と、惜しむ声がTwitterなどで相次いでいる。日本の好事家に愛された「コリセン」とは……。
朝鮮出版会館は白山通り沿いにあり、地上13階、地下1階建ての巨大なビル。屋上には北朝鮮からの通信やラジオを受信するためなのか、ワイヤーアンテナが張りめぐらされている。
総連系機関紙や出版の会社のほか、ミサイルや核関連の技術を北に“輸出”しているという指摘がある「在日本朝鮮人科学技術協会」など、総連傘下の団体がこのビルに住所を置いているが、実際には人の出入りは少ない。
1階の一角には「コリア・ブックセンター」(通称・コリセン)と看板のかかる書店がある。営業時間は月曜から土曜の午後1~5時までと、すさまじく短いが、北朝鮮マニアらは「コリセンがなくなると寂しくなる」と口をそろえる。
それもそのはず、日本で数少ない、北朝鮮が発行する書籍を扱う書店だからだ。「北朝鮮の書籍はまれに新刊が入る程度で代わり映えしないが、在日朝鮮人や親北朝鮮の日本人が出版した訪朝記をはじめとする自費出版や総連系の雑誌のバックナンバー、映像ソフトを手に取って購入できるのがうれしい」とは、常連客の一人。
そもそも在日同胞のために開設された書店のようだが、朝鮮語の書籍は平均2,000円以上と結構な値段で、今は全国に400人程度いると推測される北朝鮮マニアか、研究者が時折足を運ぶ程度だ。
「定価5,000円だった記録映画のVHSテープが昨年12月ごろからいきなり500~1,000円セールとなった。数十年間、強気な価格だったので、『閉店も近いのでは……』と、マニアの間で臆測が流れていた。会館売却の報道が出て『やっぱり!』と思いましたよ」とは、前述のマニア氏だ。
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