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日刊サイゾー トップ > エンタメ > ドラマ  > 堀北『まっしろ』に看護師が苦言

堀北真希主演の医療ドラマ『まっしろ』に看護師が苦言「髪形が不衛生」「仕事が誤解される」

masshiro0114.JPGTBS『まっしろ』公式サイトより

 堀北真希主演の医療ドラマ『まっしろ』(TBS系/火曜22時~)に、世の看護師から不満が漏れている。

 同作は、政治家や文化人といったセレブ御用達の最高級病院を舞台に描かれる一話完結。堀北は、玉の輿を狙ってこの病院に転職し、ナースステーション内で繰り広げられる嫉妬や策略に戸惑いながらも、自分なりの看護を貫こうと奔走するナースを演じる。共演に柳楽優弥、志田未来、高梨臨、木村多江ほか。


 20日に放送された第2話の平均視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の7.9%から微減。ヒット作『白い巨塔』『昼顔』(共にフジテレビ系)の井上由美子氏が脚本を手掛けていることから、視聴者の期待値は高い。

「番組サイドは、放送前から『病院版大奥』『白い大奥』としきりに宣伝しており、多くの視聴者が『白い巨塔』のようなシリアスさや、『昼顔』のようなドロドロ感を期待してしまった。しかし、フタを開けてみるとコメディ要素が強く、さほどドロドロもしていないため、ネット上では『期待はずれ』との反応が目立ちました」(芸能ライター)

 脚本に賛否の声がある中、現役の看護師や、看護学校に通った経験のある一部視聴者が、不快感を訴えているという。

「堀北や菜々緒演じる看護師が、邪魔そうな髪の毛を下ろしたまま重病人を看護していることや、かつて“不潔”であることが取り沙汰されたことから、ほとんどの病院がすでに廃止しているナースキャップを衣装として取り入れていることに、『不衛生』『看護学校なら怒られる髪形』『結局、見た目重視か』と批判が噴出。また、患者に過剰なほどのサービスをする登場人物たちに対し、『看護師はメイドじゃない』『仕事が誤解される』と危惧する声が上がっています」(同)

 確かに、ネット上でも「現在看護学生として勉強しているものです。録画してあったものを見始めて15分ですが、看護の仕事をなめすぎてて腹が立ちました。真珠の入ったナースキャップ、メイド服みたいなナース服、ヒールの靴、その他にも全く共感出来ない点が多々あって、とても不愉快です。看護師は患者のお世話係ではないのです。こういうドラマがあるから、看護師の仕事を勘違いする人が出てくるのだと思います」といった書き込みが見受けられる。

「『まっしろ』は、今後TPPが批准された結果、医療制度が大きく変わり、ホテルのようなホスピタリティーを提供する病院が出てくるだろう、との臆測から立ち上がった企画。そのため、患者が王様のように振る舞い、看護師が召使いのように世話をしている世界が描かれている。しかし、そんな制作側の意図が視聴者にうまく伝わっておらず、一部視聴者の反感を買ってしまった。その点は“演出ミス”ともいえます」(制作会社関係者)

 視聴率では苦戦中の『まっしろ』。一味違う医療ドラマは、今後、広く受け入れられるだろうか?

最終更新:2015/01/26 19:47
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