各映画賞の申し出も固辞! 突然出てきた高倉健さん“養女”の行動に戸惑う周囲
#高倉健
昨年大みそかのNHK『紅白歌合戦』で放送予定だった高倉健さんの追悼コーナーが急きょ中止になった裏側を、「週刊文春」(文藝春秋/1月15日号)が報じている。
紅白には、歌手の薬師丸ひろ子が紅組で出場。同誌によると、薬師丸はかつて映画『野性の証明』で高倉さんと共演しており、当初は追悼コーナーに登場する予定だったという。ところが、健さんの映像などの使用許可をめぐって、所属事務所の「高倉プロモーション」との交渉が難航。そのため、制作責任者の判断で、企画自体の放送を取りやめることになったというのだ。
「以前の高倉プロの体制ならば、喜んで企画を引き受け、映像の使用を許可しただろう。ところが現在、高倉プロを取り仕切るのは、昨年末発売の『文春』がその存在をスクープした、元女優で健さんの最後を看取った養女。養女は献身的に健さんに尽くしてきたため、健さんは『長年世話になった人に財産を残したい』として2013年5月に養子縁組したが、その養女の行動が、これまで健さんを支えてきた周辺関係者の間で大きな波紋を呼んでいる」(レコード会社関係者)
「女性セブン」(小学館/1月22日号)によると、健さんが亡くなり1カ月ほどたったころ、養女の弁護士が高倉プロに対し、「今後、高倉健さんに関する一切の業務は相続人(=養女)が担当する」という旨のメールを送付。さらに、昨年12月24日付で事務所を明け渡すことを要求し、唯一の従業員を1月末に解雇することも通告したというのだ。
その養女は、健さんの死後、健さんに関する“実権”をすべて把握した模様。健さんに「特別栄誉賞」を贈ると発表していた「日本レコード大賞」の制定委員会ならびに実行委員会は12月中旬、高倉プロから賞辞退の申し出を受け、レコ大の同受賞記録を削除したことを発表しているが、それだけにはとどまらないという。
「毎年3月に授賞式が行われる『日本アカデミー賞』をはじめ、各映画賞は健さんになんらかの賞を贈ろうと、高倉プロ、つまり養女と交渉しているが、ことごとく断られているそうで、健さんと親交があった大手映画会社の幹部らは頭を抱えているという。さらには、健さんの妹を葬式にも呼ばず、妹は周囲に『遺体にも会えなかったし、このままだとお墓参りもできない……』と、健さんと親しい関係者に不満を訴えているという。今後、妹との間でトラブルが起きないか危惧されている」(映画業界関係者)
健さんの養女は、多少なりとも周囲の言葉に耳を傾けたほうがよさそうだ。
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