ナッツ・リターンのほとぼり冷めぬ中……中国人による「熱湯ぶっかけリターン」事件発生!
#中国
大韓航空のナッツ・リターン事件により、韓国では財閥子息の横暴に社会の批判が集まっているが、「航空機のリターン」にかけては、中国人民も負けていない。
12月11日、バンコクから南京へ向けて出発したエアアジア機内で男女4人の中国人乗客がCAを侮辱したとして、飛行機がバンコクへ引き返したのだ。
FD9101便は、11日17時25分にバンコクを離陸し、22時25分に南京に到着する予定だった。離陸後、中国人男女4人が、一緒に座りたいとCAに要求。ほかの乗客が席を替わるなどして、彼らはまとまって座ることができた。
その後、この中の一人の男がCAに対し、「彼女に酔い止め薬を飲ませたいから、お湯を持ってこい」と要求。しかし、CAが「離陸後すぐの提供はできない」と答えたところ、男は激怒。持っていた食べ物を通路にぶちまけ、周りの乗客の制止もお構いなしに、それを足で踏み潰したという。
その後、しばらくしてお湯は提供されたが、LCCのため60タイバーツ(約210円)の支払いが生じた。その際、男はお釣りを人民元で支払うよう要求。最後は同行の女が、CAにお湯をぶっかけたのだ。
中国版Twitter「微博」には、「女がCAに、カップラーメンを食べるから熱湯を持ってくるように言って、カップラーメンを食べるかと思いきや、いきなりCAにぶっかけた。その後、別の男が、飛行機が爆発するとか飛行機から降りたいとか騒ぎだした」という、目撃者のものとされる証言も寄せられている。
その後、機長は「安全な飛行に支障を来す」と判断。飛行機はバンコクへ引き返し、現地で男女には罰金刑が言い渡された。
2013年、来日した中国人旅行客は過去最高の130万人以上。14年はさらに記録を更新する見込みであり、同様の事件が日本で起きる可能性も否定できない。
(文=牧野源)
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