アニメ『曇天に笑う』主題歌の“モノマネ歌手”青木隆治が話題に「メタル転向は……」
日本テレビで10月3日から放送されているアニメ『曇天に笑う』の主題歌が、一部から熱い注目を集めている。オープニングを飾るへヴィメタル調の「毘藍ノ風」を歌っているのが、美空ひばりの激似モノマネなどで人気の歌手、青木隆治(33)だからだ。
アニメの主題歌ではメタル調の主題歌が使われることが多く、80年代のジャパメタブーム以来、X JAPANやSIAM SHADEといったバンドがアニメに楽曲提供をしてきており、「メタルとアニメが好き」という独特のアニメタル文化が形成されてきた。
ただ、メタル系といえばハイトーンで歌われることが多く、十分に歌えるヴォーカリストが少ないのも事実で、最近は「You’re the only…」のミリオンヒットで知られる超絶シンガーの小野正利が人気メタルバンド「GALNERYUS(ガルネリウス)」に加入してファンを狂喜させていた。
今回の「毘藍ノ風」は、そのGALNERYUSのメンバーによる曲を実力派の青木が歌ったもので、これまたアニメタルファンの注目となっているのだ。
青木といえば、変幻自在の歌声で美空ひばりからL‘Arc~en~Cielまでソックリに歌える、変幻自在の超絶シンガー。本人によるオリジナル楽曲はバラード系も多いJ-POPの王道スタイルだが、このコラボでは一転してメタルシンガーを演じている。ファンからは曲のあまりの出来の良さに「メタル転向か?」という声も聞かれる中、当人を直撃してみた。
「さすがにメタル転向はないですよ。でも、メタル系の曲自体にはもともと興味がありましたから、オファーが来たときは素直に面白いなと思いましたね。これまでもいろんなことをやらせていただいてきましたし、メタル系でまた違う一面が出せたらと、喜んでお引き受けしたんです」
これまでソングライターとしてオリジナル曲も発表してきた青木だが、意外にも、他人が作曲したものを歌うのは今回が初めてなのだという。
「なので、メタル以上に、そこを悩んだんですよ。曲を聴く前は、どう歌ったらいいのかって。でも、曲を聴いたら自然と声のイメージが湧いてきて、意外とすんなりレコーディングできたんです。ただ、メタルならではのシャウト系のパートは、普段あまり歌ったことがないので難しかったですよ」
そのシャウト部分、実は原曲にはなかったところ、青木自身のアイデアで入れたのだという。
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