「川島はブラジルで笑いもの」辛らつ評価の一方、サッカー日本代表GKに国内メディアが“甘い”ワケ
#サッカー #川島永嗣
14日にシンガポールで行われたブラジル戦で、FWネイマールに4ゴール決められ、0-4と大敗を喫したサッカー日本代表。10日のジャマイカ戦から先発を6人変更したものの、王者・ブラジル相手にまったく歯が立たず。海外では、そんな日本代表が失笑を買っているようだ。
ウェブマガジン「フットボールチャンネル」によると、著名なブラジル人ジャーナリストは、「川島永嗣はブラジルでは笑いの種となるだろう。彼のプレーには実に失望した。彼は反応が遅く、常に躊躇しているように見えた」と、試合の感想を語ったという。2010年のW杯南アフリカ大会以降、長きにわたって日本代表の正GKに君臨している川島だが、ひどい言われようである。実際のところ、この試合の川島プレーはひどいものだったのか? 育成年代のサッカー指導者に聞いた。
「もしかすると、バックパスの処理の悪さが、『躊躇』に映ったのかもしれません。あとは、3失点目のパンチングも判断としてよくなかった。ただ、川島がひどいというより、それが日本のGKの総合のレベルなんですよ」
実は、多くのサッカーコーチたちが「日本のGKのレベルは低い」と口をそろえる。しかし、国内メディアがそのような論調で記事を書くことはほとんどない。なぜ、そこまでGKに甘いのか?
「以前はGKに手厳しかったのですが、W杯フランス大会のアジア予選時、メディアに叩かれたGKが、知人のライターを介してメディアへの怒りをぶちまけたんです。そのGKは長年にわたって日本代表に選出されていたので、以後コメントが取れなくなると困る。それで、いつのまにかGKを批判しづらい空気ができてしまったのかもしれません。“選手のコメントを取れなくても、俺はまっとうな批評をする”なんて記者はいませんから」(メディア関係者)
もちろん、このGKに責任があるわけではなく、選手との関係性を気にするあまりペンが鈍るという、メディア側に問題がある。
川島といえば先日、かねて交際を続けてきた日本とコロンビアのハーフ女性と結婚。そんな幸せいっぱいの川島を、メディアも好意的に報じていたが、海外ではプレーで笑い者にされているというのは、なんとも皮肉なものである。
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