スターの孤独を目の当たりにして、一番大切なものが見えてきた……あゆの元カレ“マロ”内山麿我の現在
#浜崎あゆみ
トップアーティスト・浜崎あゆみが、バックダンサーだった内山麿我、通称“マロ”との交際を発表したのは2012年11月。しかし2人の恋は、周囲との軋轢や内山自身の女性関係からほどなく終焉を迎える。日刊サイゾーが彼に初めてインタビューしたのは、その失意もいまだ癒えぬ2013年5月だった。世間からのバッシングを受け、ホームレス生活も経験した中でマロが選んだのは、くしくも浜崎と同じアーティストの道。さらに現在活動の幅を映画やDJ、なんと農業にまで広げているマロに、2回目のインタビューを敢行。今だから話せる、当時の心境とこれからの夢を聞いた。
――以前は非常に大変なときにインタビューさせてもらいましたが、どうでしょう、少し落ち着かれましたか?(前回のインタビュー)
マロ まだまだ何も状況は変わっていません。取り上げてもらうことが増えて、「復活したね」「早かったね」とか言われるんですけど、俺にとってはまだ何も復活してないですよ。ドラクエで言ったら、やっと装備が整ったかな? っていうくらい。
――当時のバッシングは、すさまじかったですね。
マロ 最初は腹も立ちましたし、悔しいとも思いました。この間ね、別にサッカー好きじゃないんですけど、ワールドカップの最後の日本戦だけ観たんです。「そんなんじゃダメだ!」「全然入んねぇ」って言ってたやつらが、シュート決まった途端「スゲー! 入った! 今の超カッコイイ!」って。こいつらバカじゃねぇの? って思いましたよ(笑)。何、この手のひら返しって。そうしたら、後半20分くらいにボコボコ点を入れられ始めて、今度は「やっぱダメだな」「だから日本は……」って見離すし。俺のほうが最後まで応援してましたよ。こういうところが、サッカーが強くなりきれない原因なんだろうなって思って。あと酒が入っていたこともあって、僕が「日本代表弱い。帰ってくんな」みたいなことをツイートしたんです。案の定、大炎上しましたけど(笑)。でもね「頑張ってる人に言う言葉じゃない」って言われたけど、頑張ってるっていったら俺もがんばってます。頑張ってることを評価してほしいのであれば、最初から点取りゲームをやるべきじゃないでしょ。それを書いたらまた炎上(笑)。そのときに思ったんですよ。俺のそのツイートにかみついてきた人たちって、なんの判断基準で生きてるのかな。俺もそうだったけど、それってきっと知らずに誰かのせいにして、生きてるのかもなって。
――マロさんは、自分の判断基準で生きていきたと。
マロ そうですね。
――周囲の雑音をものともせず、活動の場をどんどん広げていらっしゃいますが、映画『東京』での男性との濡れ場シーンには度肝を抜かれました。
マロ 話を聞いたときは、良くも悪くも話題性があって、PRに使いたいんだろうな、ネタとして面白いんだろうなぁと思っていました。まぁ俺には守るものもないし、もともと捨て身で始めたことですから、だったらなんでもチャレンジしてみようと。なんやかんやで、モントリオール国際映画祭で上映が決まったりしたので、結果良かったと思います。
――撮影はいかがでしたか?
マロ 監督に「マロくん濡れ場うまいね!」って褒められました(笑)。演技指導も特になくて、「いつも女性にやっているような感じで大丈夫なんで」「……ハ、ハイ」みたいな。
――新しい何かが芽生えたり……?
マロ 俺もそれが結構心配だったんですけどね、実際裸で抱き合うわけですから。そんな非日常の空間に興奮してエレクトしちゃったらどうしようかと……まったくそういうことはありませんでした。俺の内ももに相手の陰毛が当たるわけですよ。それは「う、う~ん」でした。
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