“木曜不倫対決”で『昼顔』に完敗の『同窓生』……敗因は脚本の「小っ恥ずかしさ」か?
#ドラマ
井浦新が連ドラ初主演を務める『同窓生~人は、三度、恋をする~』(TBS系)が、振るわない。
原作は、『東京ラブストーリー』(小学館)で知られる柴門ふみの同名漫画で、「大人になって見つけた本当の恋」をテーマに、同窓会で出会った男女4人(井浦新、稲森いずみ、TOKIO・松岡昌宏、板谷由夏)が繰り広げる大人のラブストーリー。稲森演じるヒロインは、カリスマ美容師を夫に持ち、3人の子持ちながら、井浦演じる初恋相手のクリーニング屋店主と、徐々に距離を縮めていく。
初回こそ平均視聴率10.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と2ケタだったものの、第4話で6.2%まで落ち込むなど、初回以外すべて1ケタ。初回から松岡と板谷のキスシーンが盛り込まれたほか、EXILEのMATSUがヒールを演じるなど、それなりに話題要素はありそうだが、世間の盛り上がりはイマイチだ。
「同じく不倫恋愛モノでも、世間の興味はすっかり『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(フジテレビ系)に取られてしまった。『同窓生』は、強引にキスした瞬間に『チャララ~ン♪』とピアノが鳴り出すなど、目を疑うほどの古臭い演出が満載。登場人物のベタすぎるセリフに、小っ恥ずかしさを感じる視聴者も少なくないようです。また、番組サイトでは『すべての大人に読んでほしい、リアル・ラブストーリー』とうたっていますが、『昼顔』のほうがよっぽどリアリティにあふれています」(芸能ライター)
『昼顔』は、女性誌から誕生したトレンドワード“昼顔妻”(夫のいない平日昼間にだけ、不倫をする主婦)をテーマに、パート主婦(上戸彩)が、既婚者の高校教師(斎藤工)と一線を越えてしまう恋愛ドラマ。脚本やキャストの演技が高い評価を得ているほか、斎藤や北村一輝が見せるセクシーな裸体も話題となっている。
「『同窓生』と『昼顔』は、放送時間はずれているものの、同じ木曜のオンエア。そのため、ネット上では2つを比べる視聴者も多く、『<昼顔>見ちゃうと、<同窓生>がおままごとに見える』『<同窓生>が物足りなく感じる』という声も。ただ、中には『昼顔』の過激さに嫌悪感を覚える視聴者もおり、『<同窓生>のユルい展開が丁度いい』という意見も見受けられます」(同)
古きよき大人の恋愛ドラマ『同窓生』と、最新トレンドを取り入れた『昼顔』。視聴者の好みは、分かれているようだ。
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