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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 古舘伊知郎が10年ぶりに激白
週刊誌スクープ大賞

『報ステ』古舘伊知郎が10年ぶりのインタビューで明かした、キャスターとしての“限界”

aera20140714.jpg「AERA」7/14号 中吊広告より

今週の注目記事
第1位
「古舘伊知郎「報ステ」10年を独占告白「『裏』を語る勇気がないんです」
(「AERA」7/14号)

第2位
「『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』はインチキ本だ!」
(「週刊文春」7/10号)

第3位
「大多数はピンとこない『不思議な好景気』が始まった」
(「週刊新潮」7/10号)

第4位
「NHKも参戦してキャンペーン『アルコール依存症』脅しの裏事情」
(「週刊ポスト」7/18号)

第5位
「奇跡の無修正動画 あの懐かしの女優たちが丸見えだ!」
(「週刊現代」7/19号)

第6位
「福岡筑後殺人 夫が全面自供 美人妻は行方不明の義弟と甥を粉砕機でバラバラにして川に流した!」
(「週刊文春」7/10号)

 まずはAERAの巻頭言、内田樹氏の言葉から始めよう。

「2014年7月1日は、日本が戦後69年間掲げてきた平和主義を捨てて、戦争への道を歩み始めた歴史的日付として記憶されることになるだろう」

 安倍首相は閣議後の記者会見で「海外派兵は一般に許されないとの原則はまったく変わらない。日本が戦争に巻き込まれる恐れは一層なくなる」と述べたが、「一般」とか「一層」という表現に疑義を呈し、こう結ぶ。

「首相がこのような言葉遣いしかできない理由は二つしかない。知性があまりに不調なせいで論理的であることができないのか、国民にもわかるように政策決定の理由を告げると支持率が低下することを知っているか、いずれかである。いずれにしてもこのような総理大臣を持ったことは、日本国民の歴史的不幸だったと言う他ない」

 安倍政権は史上最悪のタカ派政権だと思うが、この風潮に悪のりする輩が増えてきているのも困ったものである。

 さいたま県大宮区三橋公民館が、集団的自衛権行使容認へ反対する市民の俳句を「公民館だより」へ掲載することを拒否していたと、朝日新聞が報じていた。

 少し前になるが、私も名前を連ねている「マスコミ九条の会」(呼びかけ人・桂敬一)の集団的自衛権容認反対シンポジウムを明治大学で予定していたのだが、桂氏からこんな連絡が来た。

「先にみなさまにご案内いたしました6月19日夜の当会集会の会場は、千代田区駿河台の明治大学リバティタワー内教室でしたが、大学側の突然の通告により、使用不可となりましたため、急遽会場を変更することにいたしました」

 明治大学、お前もか。こうした言論封殺の傾向は、ますます大きくなるのだろう。

 都議会でセクハラ野次を浴びせられた塩村文夏(あやか)都議(35)へのバッシングに週刊誌がことのほか熱心であるが、都議にしては美形だからだけではないのではないか。

 週刊新潮はグラビアアイドル出身の過去の暴露から始まって、彼女のTwitterで「加藤茶、仲本工事の年の差婚を気持ち悪い」と批判したなどの過去の発言、トヨタの御曹司と付き合っていたのに都議に当選した途端別れて多額の手切れ金をせしめたことを並べ立てている。

 これでは、都議会でセクハラ野次を飛ばしたトンデモ都議たちと変わるところがないと思うが、今の一連の嫌な流れと無関係ではないのだろう。

 週刊現代は中国、韓国、北朝鮮の「おかしな隣人たちよ、君たちは大丈夫か」という特集を組んでいるが、北朝鮮はともかくとして、中国や韓国にものを言える立場に日本があるとは思えない。

 兵庫県議会の野々村竜太郎県議(47)が政務活動費をめぐる問題で追及され、釈明記者会見で理由もなく号泣したみっともないシーンはYouTubeで世界中に流れ、ひんしゅくを買っている。このほうが、よほど「おかしい」ではないか。

 憲法改正をしないで戦争のできる国に変えてしまった安倍首相も、相当「おかしい」。週刊誌の視点は、そちらに向けられるべきである。

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