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日刊サイゾー トップ > 海外  > 号泣の兵庫県議、中国でも話題

「たった300万円ぽっちで……」“号泣会見”の野々村竜太郎・兵庫県議に、中国で「我々も見習え」の声

YouTube「ANNnewsCH」より

 政務活動費の不透明な支出を指摘され、記者会見上で号泣した兵庫県議の野々村竜太郎氏が、海外でも話題となっている。お隣中国でも、国営「新華社通信」の電子版を始め、複数のネットメディアが事の次第を記者会見の動画とともに紹介。ネット市民たちの注目を浴びている。 


 中国版Twitter「微博」には、動画への率直な感想が多数書き込まれている。日本と同じく、野々村氏を嘲笑する内容のものが多い中、意外な反応もある。

「日本男子は人前で泣かないはず。こんな程度の横領疑惑でこんなに号泣させられるなんて。演技だったとしてもメンツ丸つぶれだ。議員にとって日本は怖い国だ」
「たった18万元(301万円)ぽっちを横領するために、なんで195回ものカラ出張をでっち上げなければならないのか」

 こうした書き込みの行間からは、官僚の支出が不透明で、不正蓄財が横行している自国の現状への批判が読み取れる。

「我が国の官僚は彼の100倍横領したとしても、言い訳一ついらない。この違いはなんなんだ? 日本に見習うべきところもあるようだ」

という声も上がっている。

 しかし一方では、日本の法律や選挙制度への違和感を表明する者も。

 「彼の泣きっぷりはまるで死刑判決を受けた官僚のようだが、こんなことになっても彼は議員を続けられるのか。意味がわからないな」
「この人、完全にイッているな。自由選挙は精神的な問題があっても当選できてしまうのか。それも怖い話だ」

 ともあれ、野々村氏の強烈な記者会見は、中国人民に腐敗撲滅や自由選挙について、思いをめぐらせるきっかけとなったようである。
(文=牧野源)

最終更新:2014/07/11 12:30
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