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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『からくり』打ち切りは英断?

他局の看板番組は好調なのに……明石家さんま『からくりTV』を打ち切ったTBSの決断は吉か、凶か

sanma0704.jpg美女にもハメられ、最近はいいことなし!?

 明石家さんまが司会を務めるクイズバラエティ番組『さんまのSUPERからくりTV』(TBS系)が9月いっぱいで打ち切られると、東京スポーツが報じている。同番組は1992年に、30分枠の『さんまのからくりTV』としてスタート。96年からは現在の番組名で1時間枠に拡大され、前番組から数えると累計で22年間にわたって放送されてきた長寿番組だった。


「かつては裏番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)と並び同時間帯の人気番組で、90年代後半には番組最高視聴率の27%を記録したこともあります。しかし、昨今は視聴率が7~8%と低迷しており、打ち切りはやむなしでしょうね」(テレビ情報誌編集者)

 同紙によると、今回の打ち切りは突然の通告だったために、さんまは憤慨しているという。

「それはそうでしょうね。この4月の番組改編で長寿番組だった『はなまるマーケット』が打ち切られましたが、『からくりTV』の打ち切りの声は局内で上がりませんでした。他局のさんまさんの冠番組は、『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)がコンスタントに視聴率15%は記録しているし、『ホンマでっか!? TV』(フジテレビ系)は関東では10%少々ではあるものの関西ではやはり16%以上を記録していて、それなりに安定した視聴率を維持しています。なので、『からくりTV』の低迷の責任はさんまさんではなく、制作側にあると考えられていて、局内でもしばらくは安泰だと思われていたんです。今回の打ち切りは、さんまさんにとって寝耳に水だったはず」(同)

 確かに『からくりTV』は長寿番組であるがゆえに、ソフトとして疲弊していたことも事実。だが、一方で確実に2ケタの視聴率を取れる人気番組もTBSにはそれほど多くないという実情もある。視聴率は低迷していても、認知度の高い長寿番組を残しておいたほうが安全策だという考え方もある。『からくりTV』の継続か打ち切りかで、TBSがジレンマを抱えてきたことは想像に難くない。

 TBSとしては苦渋の決断だったようだが、果たして吉と出るか、凶と出るか?

最終更新:2014/07/04 11:24
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