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佐々木心音が、あわや恥骨骨折の大熱演! 映画『パズル』の過酷な撮影を振り返る

IMG_4183.jpg恥骨トークに花が咲いた

 女優の佐々木心音が、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画『パズル』の公開記念イベントに内藤瑛亮監督と共に出席した。

 『パズル』は人気作家・山田悠介の同名小説の映画化作品で、女子高生の不可解な飛び降り自殺が起こった高校で、教師や生徒を巻き込んで、次々と仕掛けられる殺人ゲームの行方を追うサスペンススリラー。同じく山田が原作の映画『ライヴ』も公開間近とあって、この日は『ライヴ』の井口昇監督も応援に駆けつけ、両作に出演する佐々木を中心に撮影の裏話などが明かされた。

 井口監督は、内藤監督を前に「すごく面白かった」と『パズル』を絶賛。「ある意味衝撃的だった。凄惨なシーンも多いんですが、キュンとさせられる場面もあって、これは一種の青春映画だなと思いました」と感想を述べ、自身の『ライブ』と比較して、「ほぼ同じ時期に撮ったんですけど、僕のほうはコミカルで、同じ原作者でも、こんなにも色が違うんだなと驚いた」とコメント。

 内藤監督は本作の脚本も手がけるが、「原作の縛りがあまりなかったので好きにできた」と本作を振り返り、「山田さんの原作はとても余白が多い文章。映画にするにも、『このままだと映画にならないぞ』というのがあって、肉付けしなければならない部分の多さに悩みました」と発言。

 井口監督も「僕も脚本書いててこんなに悩んだことはなかった。何度も本を床に叩きつけた。難しい原作だなって」とこれに同意。「でも、頭を悩ませたぶん、達成感もあって、撮り終えた後は走りきった感があった」と笑顔を見せた。

 佐々木は『パズル』『ライヴ』共に女教師役で出演するが、そんな内藤と井口の微妙なカラーの違いに戸惑ったと告白。

「こんなにも世界観が違うのかって思いました。『パズル』はダークかつ深いイメージで役作りをしたんですけど、井口監督の現場に行くと、今度は『健康的に元気にやってくれ』って言われるんです」と苦笑い。

 『パズル』の現場では、2メートルの高さから、おなかの上に電子レンジが落ちてくるシーンにも挑戦し、あわや恥骨骨折かという惨事に。

「落ちてきても大丈夫なようにハリボテを入れたんですけど、そこをうまいこと滑っていって、ハリボテのないところに落ちてしまいました。強打で息ができなかった」と佐々木。

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