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週刊誌スクープ大賞

「感動秘話には裏がある?」“偽ベートーヴェン”騒動に見る、文春のスクープ力

motoki21013.jpg「週刊文春」2月13日号 中吊広告より

今週のグランプリ
「全聾の作曲家佐村河内守はペテン師だった」(「週刊文春」2月13日号)

注目記事
第2位
「船橋市の高額納税者に出世した『ふなっしー』の確定申告」(「週刊新潮」2月13日号)

第3位
「浅田真央はキム・ヨナに勝てない」
(「週刊現代」2月22日号)

第4位
「四代目が決まった! 安倍晋三の『養子縁組』」
(「週刊ポスト」2月21日号)

第5位
「JOC副会長・田中英寿日大理事長と広域暴力団トップとの写真流失で、東京オリンピックは大丈夫?」
(「週刊文春」2月13日号)

 都知事選挙は、事前の予想通り舛添要一氏の圧勝に終わった。細川護煕氏の苦戦は予想されたが、宇都宮健児氏にも及ばない3位とは、残念な結果だった。

 大雪のため投票率が大幅に下がったことも、組織票がアテにできない細川氏には痛かったが、一番の要因は「細川氏の影の薄さ」であった。

 中野駅前で細川夫人と瀬戸内寂聴さんの細川応援演説を聴いた際、一枚のパンフレットをもらった。そこには細川氏と小泉純一郎氏の2人が並んで写っているのだが、細川氏のほうは顔が墨で塗りつぶされ、小泉氏だけがくっきり写っていた。

 このパンフレットが象徴するように、細川氏は小泉氏の影武者で、彼には「原発をゼロにしなければいけない」という必死さが感じられず、原発を争点にすることができなかった。

 だが、同じように原発再稼働反対の宇都宮氏と合わせれば舛添氏と匹敵する票数になるのだから、これで東京都民が「再稼働を容認」したと安倍政権が捉えるのは間違いである。

 さて、今週はソチ五輪が開幕し、関連の記事が多く見られる。

 まずは、文春のJOC(日本オリンピック委員会)副会長・田中英寿日大理事長が広域暴力団トップと親しいと報じているモノクログラビア。

 一枚の写真がある。真っ青なスーツに派手なネクタイ姿でポーズをとる田中氏(左)と並んで写っているのは、山口組に次ぎ国内第2位の組員数を抱える指定暴力団住吉会を率いる福田晴瞭会長(右)であるという。

 その事情を知る関係者は、こう語っている。

「この写真は、98年9月、ホテルニューオータニで開かれたパーティーの席で撮られたものです。その年は、福田氏が住吉会会長に就任し、祝う会が数多く開かれましたが、その一つです。主催者は迷惑がかかると思い声をかけなかったが、田中さんは顔を出した。会費は一人5万円で、引き出物も用意していましたが、田中さんが来たため、引き出物が足りなかったとか」

 05年8月、当時、日大理事長だった森田賢治氏は、常務理事だった田中氏をめぐる「暴力団との密接交際」疑惑を究明するため、特別調査委員会を設置した。委員会がまとめた中間報告書は、田中氏の暴力団との交際を認めたという。

 田中氏側は「古すぎてまったく覚えがない」と答えているが、公の立場にいる以上、国民への説明責任はあるはずである。

 次は、少し気の早いポストの「安倍首相の後継問題」である。

 岸信介、安倍晋太郎、安倍晋三と3代続いてきた安倍家だが、安倍晋三氏と昭恵夫人には子どもがいないため、安倍家のドンである故・晋太郎夫人の洋子さんは、4代目をどうするか考えていたらしい。だが、このほど後継者を“指名”したというのである。

「洋子さんが指さしたのはリビングのテーブルの上に飾られていた一枚の写真。安倍家と森永製菓のオーナーの松崎家(昭恵夫人の実家)、そしてウシオ電機オーナーの牛尾家(長男・寛信氏の夫人の実家)との一族集合写真を大きく引き延ばしたもので、昨年の夏前に撮影されたものだという。 そこで洋子さんが指さしたのは、寛信氏の長男、つまり首相の甥である孫・寛人氏の精悍な姿だった。『跡を継がせる』とは、首相の祖父の寛氏(代議士)──晋太郎氏と続く安倍家の政治的血脈を引き継ぐ『4代目』が決まったことを意味する」(ポスト)

 次世代のプリンスは、いかなる人物なのか? 現在23歳。昨年、慶應義塾大学法学部を卒業し、現在は同大学ロースクールの1年生。小学生時代、父の寛信氏(当時は三菱商事勤務)の転勤で、ロンドンで生活したことから語学が堪能である。一方で高校(学習院高等科)、大学とアーチェリー部に所属したスポーツマンだという。

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