「渡辺謙ネタはいまだにタブー」『ごちそうさん』絶好調の杏が抱える父との確執
今週の注目記事
第1位
「細川担いで安倍潰し“原発ゼロ愉快犯”小泉の野望と勝算」(「週刊文春」1月23日号)
「『通俗陶芸家・脱原発元総理』連合対『絶倫政治学者』」(「週刊新潮」1月23日号)
第2位
「杏はそれでも父・渡辺謙を許さない!」(「週刊文春」1月23日号)
第3位
「バレンティン“妻への暴行・逮捕”私は見た!」(「週刊文春」1月23日号)
第4位
「安倍首相を悩ませる前門の小泉後門の持病」(「週刊ポスト」1月31日号)
第5位
「DNA鑑定したら『4人に1人は夫の子じゃない』って本当!?」(「週刊ポスト」1月31日号)
第6位
「児童買春で捕まった『読売記者』の家庭」(「週刊新潮」1月23日号)
第7位
「50歳童貞教授からの批判『高齢者のSEXは無謀だ』本誌からの3つの反論」1月31日号)
辺野古移設に反対する稲嶺進氏が、名護市長選で圧勝して再選を果たした。特定秘密保護法に対する批判も収まらず、40以上の地方議会が「撤廃や凍結」を求める意見書を可決し、慎重な運用や反対を表明した地方議会は合計で68議会に上る。
これで都知事選で細川護煕氏が当選すれば、4月の消費税アップを前にして早くも安倍政権の基盤が揺らぐことになるのは間違いない。
それについては後ほど触れることにして、まずはポストの軟らかい記事を紹介しよう。
文春が先週号に掲載した現代、ポストの「老人セックス特集」への批判だが、これにポストが反駁している。これが今週の第7位。
この論客は気鋭の思想家・仲正昌樹氏(金沢大学法学類教授)なる人物だが、文中で50歳近くにして童貞だとカミングアウトもしているのだ。
これに対して、ポスト側は素早く反応した。
「賛否両論の本誌『死ぬほどセックス』特集だが、『週刊文春』1月16日号『誰が読むの? 『現代』『ポスト』の老人セックス特集』という記事にはたじろいだ」
と、相当ショックだったことを隠さない。
その気鋭の思想家・仲正氏と全面対決したというが、内容的には仲正氏のご意見拝聴で終始している。仲正氏の言い分はこうである。
「『ポスト』のような社会派の雑誌が毎号、高齢者にセックスを勧めることに何か社会的意義があるのでしょうか。高齢者がセックスすることや性について語ることがタブーになっているなら、それを打ち破る意味がありますが、その種のタブーがあるとは思えない。つまり、すでにしている人は勝手にしているわけで、ことさら取り上げる意味がどこにあるのか。風俗雑誌ではない『ポスト』が高齢者の声を取り上げるなら、別のアプローチがあるはずです。たとえば、老人ストーカーや高齢者のエイズ問題を取り上げ、その中で高齢者特有の恋愛心理や性の技術を取り上げるならまだわかる。しかし、そうした記事はお飾り程度で、実際にはただセックスを煽っているだけに見えます」
そう、ポストや現代は、ただセックス煽っているだけなのだ。だが、それのどこがいけないのか筆者にはわからない。
ポストは、セックスを体験しないと一人前じゃないという考え方もありますが、と50歳童貞の仲正氏に聞いている。
「そういう社会的プレッシャーを乗り切れば、しなくてもいいという人はいると思います。実際、50歳までセックスの経験がない人って、よく聞きますよ。50歳の男性のうち間違いなく数パーセントはいる。若い人の場合、実際の性欲以上に、そういう社会的プレッシャーに動かされ、セックスするのだと思います。特に、女性経験を武勇伝的に語りたがる安保世代や全共闘世代にはその傾向が強かった。ただ、彼らが社会の一線から退き、社会的プレッシャーが弱まっているからこそ、若い人の草食化が進んでいるのだと思います。高齢者のセックス特集には、そういう世代の最後の悪あがきという側面もあるのでは?」
最後に仲正氏は一生童貞を続けるのか、という不躾な問いには、
「相手によります。セックスを排除しているわけではないので。ただ、そうなる確率は低いと思います。(中略)それに、もしそうなっても考えは変わりません。セックスは絶対不可欠ではないって」
仲正氏には失礼だが、こうしたちょっと風変わりな人に、セックスこそ最高の人生の楽しみなどと説いても馬の耳に念仏だろう。
だが、こうした意見に「たじろぐ」なら、後ろめたさがあるのだから、やめたほうがいいかもしれない。「たかがセックス、されどセックス」と割り切らなければ、読者もついてこないと思う。
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