トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 番組存続危機を救った加藤浩次

「終わらせないで!」TBS『スーパーサッカー』を守った加藤浩次の“サッカー愛”

kojikato1212.jpg『スーパーサッカー』|TBSテレビ

 サンフレッチェ広島の逆転優勝で幕を閉じた2013年のJリーグ。惜しくも優勝を逃した横浜F・マリノスだが、勝てば優勝という11月30日、12月7日の試合には、各局がエース級の女子アナウンサーを派遣。さらに、キャスターを務める国分太一や手越祐也、小島瑠璃子なども足を運ぶなど、大勢のメディア関係者が詰めかけた。


 しかし、東北楽天ゴールデンイーグルスが優勝した時のように、この試合の模様がテレビ番組を席巻することはなかった。それは、横浜F・マリノスが優勝を逃したからというよりも、Jリーグ自体がマイナーコンテンツとして扱われている側面が強い。

 そんな中でも健闘している番組が『やべっちF・C』(テレビ朝日系)だ。視聴率も5%台をキープし、なによりMCである矢部浩之のサッカー愛が、Jリーガーだけでなく、サッカーファンの間でも高評価されている。

 一方で、老舗番組である『スーパーサッカー』(TBS系)は苦戦中。MCの加藤浩次のサッカーファン受けも決してよくない。だが、テレビ局関係者は「加藤さんほど、サッカーを盛り上げようとしている人はいない」という。

「2009年頃から視聴率が低迷し、打ち切りの話が持ち上がった。そこで翌年、Jリーグと協力を図ることに。Jリーグ特命PR部長・木下優樹菜さんをメインキャスターの一人としてレギュラーに迎え、“女子目線”からJリーグのファッションやグルメ情報などを紹介していこう、となったんです」(同)
 
 ところが、この構成は、番組制作スタッフの総スカンを食らう羽目に。

「現場の空気も最悪で、木下さんもかわいそうでした。そんな状況を見かねた加藤さんが、『いつまでこんな空気でやるんだ!?』と一喝したんです」(芸能関係者)
 
 とはいえ、一度狂った歯車を戻すのは容易ではない。その後も木下は番組にうまくフィットせず、打ち切りという方向に話は進んでいた。そこで再び、加藤が動く。

「どうやら、加藤さんが吉本興業に働きかけ、そこからTBSの上層部に話が行ったみたいです。“『スーパーサッカー』を終わらせないでほしい”と。加藤さんは『がっちりマンデー!!』で、日曜朝のTBSの顔として定着していますから、そんな彼の頼みを無下にはできない。月曜日という枠なら、ということで番組は守られた」(同)

 現在、『スーパーサッカー』は、海外サッカーが主流ではあるが、以前の体裁に戻って放送されている。サッカーファンは加藤の情熱に応えるために、一度、チャンネルを合わせてみてはどうだろうか?

最終更新:2013/12/12 10:00
ページ上部へ戻る

配給映画