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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 【動画アリ】爆発しているのはラーメンか店主か? 京都・炎のネギラーメンに迫る
ホントにうまいのか? 珍級グルメハンター第11回

【動画アリ】爆発しているのはラーメンか店主か? 京都・炎のネギラーメンに迫る

 京都の史跡・二条城近くにそのラーメン屋はあった。店に入るや目の前に、「カウンター席、ネギラーメン専用です」と書かれた看板が行く手に立ちふさがる。

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 廻ってない寿司屋なら恐くてなかなか座れないカウンター席に、強制的に座らせるほどのラーメンて、どんなラーメンなんだよ?

 看板を見つめる記者に、「いらっしゃいませーぃ」の店員の声。そして、あとに続いた言葉にさらに驚かされた。

「炎のラーメンですか、それ以外ですか?」

 いきなり、男らしい二者択一を迫ってくる。まだメニューも見てないのに……。

 とはいっても、この店に来た目的は“炎のラーメン”一択なので、記者的には何の問題もなかった。

 そう、このラーメン屋の珍級グルメは“炎のネギラーメン”なのだ。果たしてそのラーメンとは、どんな炎を見せてくれるのか。

 カウンター席に座ると、記者と先客のカップルに向かって店主とおぼしきガンコそうなオヤジが注意事項を言い始めた。

「危ないので写真撮影は禁止です。イスが汚れるのでよけるのも禁止。他のお客様に迷惑になるので大声で騒ぐのも禁止、丼が熱いのですぐに触るのも禁止。コップは下に置いて、紙エプロンをして両手は後ろでお待ちください!」

 両手後ろで待てって、人質ですか? こりゃ、よっぽどのガンコオヤジに違いない。

 しかし、せっかく来たのに肝心の瞬間を撮影ができないのはちょっと悲しい。

 そう思っていたら、店主自ら三脚に客のカメラをセットしてくれ、動画モードでムービーを撮影させてくれるという、心のこもったお・も・て・な・し。

 全然ガンコオヤジではなかったのだ。

 数分後、目の前に着丼したのは、シンプルなラーメンが入った丼。その真上に店主が高々とかざしたのは炎揺らめく鍋。そこから丼めがけて一気に熱々のネギ油を投入した! その瞬間……。

 目の前の丼は爆発したように灼熱の炎を立ち上げたのだ!

 炎の高さは1メートル以上! しかも、目の前なので、かなりの熱波が襲って来る。こりゃカメラなんか構えてたらヤケドするわな。客はこれを目当てにネギラーメンを食べにくるってわけだ。

 で、爆発後の丼の中は散らかり放題。

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 具は九条ネギと薄いチャーシューのみ。スープは和歌山ラーメンふうの醤油とんこつで、当然ながらネギ油風味。

 限定で店主の顔の缶バッヂやステッカーを販売したり、こんな名物ラーメン考え出すって、爆発してるのは店主の方!?

 意外と(!?)うもうございました。

京都市上京区 めん馬鹿 一代
ネギラーメン 1100円 高!
見た目 ☆☆☆!!!
味   ☆☆★    
店   ☆☆★

★「珍級グルメハンター」の過去ログはこちらから

最終更新:2019/11/28 19:34
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