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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 休刊メンエグを徹底レビュー!
珍バカライター・北村ヂンの「メンズファッション誌・激ヤバ企画ランキング」

「men’s egg」休刊でエロバカ企画も見納め! 気になるおバカ読モの今後は……

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■エロバカ企画の殿堂「men’s egg」が休刊!?

 当サイト「日刊サイゾー」や雑誌「月刊サイゾー」を読んでいるような、引きこもり文化系男子たちとは縁遠い、イケイケなギャル男やチャラ男たちをターゲットにしたメンズファッション誌を毎月レビューしているこの連載ですが、「メンズファッション誌レビュー」と言いつつ、ファッションについて言及することは皆無。暑いか寒いか以外の評価基準で服を選んだことなんてないですからね、わたしゃ。

 ……というわけで、この手のメンズファッション誌でなぜか毎号特集されている、ギャル男たちの短絡的なオチンチンの欲求を満たすためのエロバカ企画ばっかりを紹介してきました。

 中でも(ファッション誌としてはどーかと思いますが)エロバカ企画のクオリティが群を抜いて高かったのが「men’s egg」。イケメンの読者モデルが「マンカスを食べながらのオナニーが至高」と言い放ったり、ウンコをボディクリーム代わりに全身に塗りたくってプレイしているというカップル、5年で3000人とヤッて、ハメ撮り相手の写真はフォルダ分けして整理しているという最強ヤリマン……等々、トンデモない人たちが登場したりと、質・量ともに他のメンズファッション誌の追従を許さない、どーかしている企画を次々と送り出しています。

 しかしそんな「men’s egg」が、なんと今月発売の「men’s egg」11月号をもって休刊することに……ガーン!

 一応、「廃刊ではなく休刊」とのことですけど、休刊から復活を遂げた雑誌ってあんまり聞いたことないですからねぇ~……。ま、とにかくメンエグ&エロバカ企画の復活を願いつつ、休刊ラスト号をかみしめながらレビューしていこうと思います。

■イケメンが脱糞を……驚愕のエロバカ企画ヒストリー

 メンエグ最終号を本屋で手に取って、まず思ったのが「薄ッ!」ということ。触って分かるくらい、今までの号と比べて明らかにページ数が少ないんですよ。

 考えてみれば、雑誌不況の昨今じゃあ「今回で休刊します!」と有終の美を飾れる雑誌なんてごく一部で、前の号で「来月号に続く!」とか書いていながら、忽然と姿を消してしまう雑誌なんていくらでもありますからね。

 メンエグの場合、「最終号」をキッチリ発行することはできたものの、今まで通りのページ数で出す余裕はなかったということなんでしょうか? そんな満身創痍の状態で我々メンエグ・ファンの元に届けられた一冊……涙なくして読めませんよ!

 さて、ギリギリの魂を振り絞って作られたメンエグ最終号、果たしてどんなメッセージが刻まれているのかというと……まあメモリアル号のお約束として「FOREVER men’s egg」みたいな感じで、過去にメンエグモデルとして活躍していたJOYや田中大地、植竹拓(ピロム)らのインタビューや、ギャル男、センターGUY、デリッカー、アメカジ、ブラックスタイルといった渋谷系ファッション遍歴と、まあ一応ファッション誌らしいヒストリーも紹介してはいるんですが、そこはエロバカ企画の殿堂「men’s egg」。これまでやらかしてきたエロバカ企画の振り返りにも、かなりのページ数を割いています。さすが!

 当時のエロバカ企画ページはかなり縮小されてバーッと紹介されているため、残念ながら細かい内容までは読むことはできないものの、それでも見出しを見ているだけで、国会図書館にダッシュしてバックナンバーをチェックしたくなってしまうほど破壊力満点のバカ企画ばかり。

 たとえば、イケメンの読者モデルたちがゴムボートで多摩川を下って海を目指したり、動物園や自衛隊で働かされたり、ホームレス体験させられたり、母乳を飲まされたり、爆竹で犬のウンコを爆破したり……。

 さらに、読モたちのセックステクニックを競う「S-1グランプリ」では、なぜか女役を務めているのがみんな男性編集者! セックステクを披露……というよりは、単にホモ丸出しのページが繰り広げられております。

 また、読モたちは1万円でどこまでムチャをするのか!? という「実録1万円チャレンジ」では、1万円をゲットするために全裸になったり、犬のクソを素手でわしづかみにしたり、さらにはカメラの前で脱糞をかましてしまう剛の者まで。いやぁ、メンエグって昔っから……いや、昔のほうが、よりイカレた企画バンバンだったんですね。

 メンエグの発行元だったミリオン出版では、かつてこんな感じのバカ企画ばっかり掲載していた「GON!」というサブカル雑誌を出していたものの、後にただのエロ本と化してしまい、その後継誌として「実話GON!ナックルズ」→「実話ナックルズ」と歴史が続いているわけですが、バカ方面での「GON!」正統継承者は、むしろ「men’s egg」と言えるんじゃないでしょうか?

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