“第2の宇多田”とのフレコミだが……河合奈保子の娘・kahoに、デビュー前から“ゴリ押し”の声
1980年代に人気を博したアイドル・河合奈保子の娘であるkaho(14)が11月27日、両A面シングル「every hero/Strong Alone」でメジャーデビューを果たす。宇多田ヒカルを見出した三宅彰がプロデュースを担当しているとあって、「every hero」が堀北真希主演のドラマ『ミス・パイロット』(フジテレビ系)の主題歌に起用されるなど、所属レコード会社のソニーミュージックレコーズはデビュー前から猛プッシュ。彼女を取り上げた「NEWSポストセブン」の記事には、“第2の宇多田ヒカルか”という見出しが踊るほどだ。
しかし、ネット上の反応は冷ややかなものが多い。YouTubeで公開中の「every hero」のショートバージョンPVを視聴したユーザーの間では「曲調が昭和っぽい」「声と歌い方が老けてる」「宇多田を意識しすぎ」など厳しいコメントが飛び交っている。また、母の河合が巨乳アイドルの元祖として知られていることから「kahoはどうなんだろう、見たい」と欲望をあらわにする、不届きな往年のアイドルファンもいた。kahoの実力は、音楽業界ではどう評価されているのか? とある業界関係者は、こう話す。
「高音がキレイだった河合のボーカルと違い、kahoは鼻が詰まっているかのような“こもって”聞こえる声質で、美声とは言い難いですね。また、オーストラリア育ちで英語が母国語だからか、日本語の発音がよくない。歌い方もクセが強すぎて……。すべてシンガーとしての個性ではあるのですが、業界内では『大ヒットは難しいのでは』という声が大半です」
12歳から始めたという作詞・作曲の能力に関してはどうか?
「もっと多くの曲を聞かなければ才能の有無は判断できませんが、『every hero』に限って言えば“どこかで聞いたことがある”という印象。14歳という前置きがなければスルーしてしまうかも。宇多田のデビュー時とは比べ物にならない。強いて優れている点を挙げるとすれば、ビジュアルは当時の宇多田より垢抜けているくらいですね(笑)」(同)
また、ネットユーザーの間では、“河合奈保子の娘”“第2の宇多田”など過剰に持ち上げるプロモーションを疑問視する声も日増しに大きくなってきている。
だが、売り出し方に問題があろうとも、まだ14歳であるkaho本人に罪はない。実力に見合わないほどプッシュされる、いわゆる“ゴリ押し”状態でデビューすることになるが、そのギャップに負けることなく本格的なシンガーへの道を歩んでほしいものだ。
(文=木野雪)
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事