松本人志監督『R100』の大コケは“松本映画=カルト”が世間に浸透した表れか?
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松本人志監督の4作目となる映画『R100』が、公開2週目を過ぎても、相変わらず不入りに悩まされているという。
全国225スクリーンで大規模に公開したものの、初日の5日と翌6日の興収は5,282万円と大惨敗。初週7位だった映画ランキングも、2週目では10位まで落ち、トップテンぎりぎりの状態だ。
公開前のプロモーションでは、「未体験ファンタジー・エンタテインメント」というコンセプトや、キャスト、簡単な設定以外の内容をひた隠しにしてきた同作。5月に盛大に行われた製作発表では、SM作品であることは明らかにもかかわらず、製作サイドが報道陣に「SM映画」がNGワードであることを繰り返し伝えるなど、謎の行動も。今思えば、吉本もこの特殊な作品をうまくプロモーションするため、四苦八苦していたのかもしれない。
公開初日からTwitter上には、上映館の悲惨な客入りを伝える投稿が相次いだが、現在も「客、俺だけなんだけど」「貸切状態」などと状況は変わらない。また、観客からは「理解できなかった」「こんな面白くない映画初めて」「こりゃ客入らないわ」と酷評も目立つ。
「この状況は、“松本映画”というものが世間に広く定着した表れといえるかもしれません。これまでは、『お笑い芸人の松ちゃんが作る映画って?』と、何も考えずに興味本位で見に行く人も多かった。しかし、松本映画が“松本にしか理解できない世界”であることが浸透し、最初から見に行かないことを選ぶ人が増えたのでしょう。ジャンルでいえば『カルト』ということ。一部で『吉本のプロモーションミス』という報道もあるようですが、果たしてそうでしょうか? 本当に面白い映画には、客は入りますよ」(映画ライター)
松本映画史上、最低の客入りとなった同作。吉本興業は公開後も、同社所属のアイドルグループ・NMB48のメンバーらに鑑賞会を開き、ブログに感想を書いてもらうなど宣伝に躍起だが、効果は上がるだろうか?
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