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CSあっさり敗退──ポストシーズン“最弱”阪神のベンチ裏に渦巻く「闇」

hanshin1015.jpg阪神タイガース公式サイトより

 プロ野球・阪神タイガースは、クライマックスシリーズ(CS)のファーストステージで、広島カープ相手に連敗を喫し、最短の2日間で“終戦”。勢いやファンの多さで「イケイケ」のカープに押されまくっただけではない、敗因の舞台裏を一挙公開する。

 まずは今季、シーズン最多安打(173本)を放ちながら、シリーズでヒット1本しか放てなかった4番のマット・マートンから。

「今年はシーズン中も浮き沈みが激しく、記者の間では『躁鬱が激しすぎる』と、よく言われていました。実は9月下旬からマートンはテンションが高い状態が続いていた。基本的に、その時期は結果があまり伴わず、ボールを引っかけてゴロアウトになることが多い。ものの見事にデータ通りになりました」(スポーツ紙野球担当記者)

 CS初戦、スポーツ紙や評論家諸氏の大方の予想を覆し、先発でマウンドに上がったのは、エースの能見篤史ではなくルーキーの藤浪晋太郎だった。

「俗に言う“奇襲”を仕掛けたんですが、普通は下位チームである広島がやるもの。しかも、いくらカープ打線に長打を打たれてなくて成績もいいからといって、藤浪に絶対に落とせない試合をいきなり任せるのは、あまりにもひどすぎた。『2位チームがやることじゃないし、奇襲なら最後までやり通さないと。中継ぎもシーズン通りのタイミングでつぎ込んだから、全部が後手に回った』と嘆くOB諸氏も多かったですね」

 スタメンに目をやると、初戦の5番には福留孝介がセンター、カープ先発の前田健太をよく打っていた今成亮太がライトに。

「ただ、この2人こそが記録に残らない守備のミスを連発。大量失点の根源にもなった。この2人が揃って同じ守備位置で先発出場したのは、シーズン最終戦の10月8日(対DeNA戦)だけ。これで“見切り発車”したもんだから、『お粗末な外野陣ですよね……』とあざ笑う広島のチーム関係者もいたほです」

 敗因、いや「戦犯」としてヤリ玉に挙がっている人物は、ほかにもいた。そう、風邪で練習を欠席した「アノ人」だ。

「ルーキー藤浪・オールスターの合間にクルーザーでドンチャン騒ぎ!」

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