TBS『半沢直樹』続編は既定路線!? “聖地巡礼ツアー”で旅行業界に「倍返し」も!
#TBS #堺雅人 #片岡愛之助 #半沢直樹
大ヒットしたドラマ『半沢直樹』(TBS系)のロケ地に観光客が殺到、ある旅行会社は「ロケ地巡りツアー」を企画中だ。
「まだ詳細は発表できませんが、ドラマ前半の、大阪を中心とした関西コースと、後半、半沢が上京してからの東京コースの2パターンを提案中で、いま旅行客などに“こういう企画があったら参加するか?”というアンケートを採っているところ」(都内旅行代理店スタッフ)
実際のところ、TBSにはドラマのロケ地について視聴者から問い合わせが殺到、すでに現地を巡る者も急増中だ。堺雅人演じた半沢直樹が、夜景を見ながら妻(上戸彩)に銀行員となった真意を打ち明けた芦有ドライブウェイ東六甲展望台(兵庫県西宮市)や「東京中央銀行大阪西支店」として外観が使われた、阪急うめだ本店(大阪市北区)ほか、町工場として登場した大阪・西成区付近や、銀行の屋上として使われた梅田スカイビル(大阪市北区)、社員食堂とされた日本ヒューレット・パッカード(東京都江東区)のカフェテリア、半沢が剣道の稽古をした道場・四誠館(埼玉県川口市)などなど、見れば「あの場面のところ!」となる場所は多数。ドラマに使われていなければ特筆すべき場所でもないのだが、最終回を終えても“半沢熱”は衰えず、半沢にちなんだ食事メニューを出す飲食店も出てきている。
「ツアーを組む場合、ドラマの名前をどこまで使用できるかTBSに問い合わせているところですが、意外と好感触」と前出スタッフ。それもそのはず、TBSの社長が「続編が見たい」と発言するなど、制作されるのは既定路線で、その熱を下げない動きは歓迎している。
ただ、TBS関係者によると「スタート当初の高視聴率で、急に脚本を続編につなげるものに変えた」というほど予想外のフィーバーとあって、「主演の堺さんのスケジュールが来年いっぱいまで埋まっていて、それをなんとか空けてもらえるよう交渉をしている段階」と、クリアできていない問題もある。
そこである関係者からは、金融庁の主任検査官役でブレークした片岡愛之助演じるスピンオフ作品でファンの関心をつなぐ案も出ているという。
「ただ、その片岡も“半沢効果”で舞台や映画の主演のオファーが来ていたり、ドラマがヒットしたからこそ予定を取ってもらいにくくなっている」と前出関係者。
あからさまに続編をにおわせて終わらせただけに、TBSにとってはここに全力を注ぎたいところ。ロケ地巡りツアーの開催は、むしろ急いでほしいぐらいかもしれない。
(文=ハイセーヤスダ)
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