「これからの人生、小明ちゃんに決めてもらう!?」【小林有子】No“43”のボーダレス
#声優 #小明 #声優 on FINDER! #宍戸留美
元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の25回目! 今回は特別企画!? 『クリーム』『投稿写真』などのお菓子系雑誌で一世風靡した元グラビアアイドル/ライブアイドルの小林有子さんが来てくれました!
――はじめまして! 今回は初の声優さん以外のグラビアになるんですよ。
小林 そうですよね、本当にどうしよう。私、カラオケの映像とか、雑誌とかには出たことはあるんです。だから、むしろ声以外で、ビジュアルメインで出てました。
――あはは! グラビアは『クリーム』みたいな、お菓子系の雑誌にたくさん出られていましたね! お菓子系大好物です!
小林 あと、『投稿写真』とかも出てましたね、主にパンチラとかが(笑)。
――『投稿写真』にパンチラ掲載はステータスです! 当時はやっぱり嫌でしたか?
小林 私、パンチラが嫌いで、パンチラするぐらいだったらパンツ見せるから、チラはやめてって思ってました。グラビア時代の後半は、あまりにもエロ本の仕事が多すぎて、もう事務所を辞めて、『クリーム』の仕事も個人でやってたんですよ。
――グラビアをフリーランスでやるのは、さすがにリスクが高すぎませんか?
小林 「脱がされそうになったら泣けばいい」っていうのを聞いてたんで(笑)。だから、もしエッチな要求をされたら、「嫌です……」って泣けば大丈夫ですよ。
――おおー、当時も今も、流されて脱がされた後に泣く子が多いはずですよ! 強い!
小林 そうなんですかね(笑)。自分が出ている雑誌は、エロ本でも一応見ておきたいので、平気でひとりで買いに行ってたんですけど、店員のおじさんに「これ載ってるの?」「遊ばない?」って言われることもありました(笑)。で、ある日、うっかり自宅のテレビの前にまとめたファイルを置いたまま出かけて、帰ってきたら母が怒っていて、「お母さんが嫌がることをしていない?」って言われて……。私は、たとえ表紙が『素人わんさかマガジン』みたいなザ・エロ本でも、自分のグラビアはまっとうなページだったから、そんなに激しいと思ってなかったんですよね。多分、麻痺していたんだな。
――エロ本は普通のアイドルのグラビアの横に平気で他人のハメ撮りが載ってますし、親は抵抗があるかもしれません……。
小林 でも、今は、AKBとかも下着でゴロゴロしてますよね。あれ、親はどう思うんだろうな?
――国民的アイドルにそういうことをやられると、グラビアアイドルは一部の売れてる子以外、全く出番がなくなりますよね。
小林 本当ですよ。そもそも、AKBがデビューしたとき、私も秋葉原でライブをやっていたので、「終わったな」って思いましたもん。私たちがやっていたライブの入場料は3500円とか4000円だったのに、AKBは1000円ですよ!? そりゃあ、もう行くよね、向こうに。
――ライブ活動は、どのくらい続けてたんですか?
小林 ざっくり言って、10年ぐらい?
――ギャー! 長い!! 10年選手の息の根を止めるAKB、怖い!!
小林 AKBのデビューと同時くらいに感じたことなんですけど、ライブアイドルって、ファンの人との境目がなくなりやすいんですよね。「これは、もう軽いキャバクラみたいになってしまう……」と思って、毎月やっていたイベントを休止したんです。今のアイドルは、毎回、握手会とかやってるけど、たま~に会えるからいいもんじゃないのかなぁ?
――距離が近いと、その分お互いの悪いところが目につきやすくなりますし、適度な距離感は必要な気がしますよね。でも、10年続いたなら、ライブ活動は向いていたのかも。
小林 始めた頃は、事務所の人に「フェアリープロジェクトっていうグループをやります」って言われて、女の子を何人も集めて、けっこう真面目にダンスも練習して、ステージでグラビアで私を知っててくれた人が初めて生を見て「本物がいる!」「いたんだ、本当に!」みたいな感じで感動してくれて……そのときが一番しあわせだったのかもしれない(笑)。
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