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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『半沢直樹』から学ばないTBS

『半沢直樹』大ヒットからも学べないTBS……後枠キムタクドラマにスターキャスト続々の“インフレ状態”

hanzawanaoki0911.jpg日曜劇場『半沢直樹』|TBS

 8日放送のドラマ『半沢直樹』(TBS系)の第8話が平均視聴率32.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、瞬間最高視聴率37.5%という過去最高の数字を記録したことがわかった。


 この高視聴率に心中穏やかでないのが、同ドラマの後枠で放送される木村拓哉主演の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』の制作陣だろう。『半沢直樹』の視聴率には負けられないとばかりに、豪華出演者が続々と決定していることが、先頃も報じられた。

「主演のキムタクと相手役の柴咲コウというキャストも豪華ですが、キムタクの妹役にAKB48・大島優子をはじめ、桐谷健太や本田翼、ジェシー(ジャニーズJr.)、山本美月、平岡祐太など、今をときめく人気者ばかり。こんなに集めて収拾がつくのでしょうか(笑)」(テレビ情報誌編集者)

 昨今のドラマがつまらないといわれて久しいが、指摘される理由としては、アイドルや人気俳優ありきのキャスティング主導のドラマ作りが視聴者に飽きられていること。

「その意味では『半沢直樹』はまず脚本ありきで、ストーリーや作風に合った役者陣をキャスティングするなど、ドラマの本来あるべき姿に立ち返った“原点回帰”ともいえるスタンスが奏効しました。つまり、やり方次第でドラマはまだ十分視聴率が取れることを、TBSは実証して見せたわけです。にもかかわらず、後枠のドラマの主演がキムタクなわけですから、“キャスティング至上主義”から脱却できていない。総理大臣役まで演じたキムタクが世間の耳目を集めるには、もはや人間ではなくアンドロイドを演じるぐらいしかないですし、ヒロイン役だけでなく、ほかの共演陣も豪華キャストでなければ成立しないほど、すべての面において“インフレ状態”といっていい。しかし、そんなインフレがいつまでも続くわけがないことは、近年の彼のドラマの視聴率が低迷気味であることからも明らか」(同)

 かつて「ドラマのTBS」と称された同局。『半沢直樹』という久しぶりの大ヒットドラマで往時の栄光を取り戻すかに思えたが、性懲りもなく“ジャニーズ頼み”では、現在の低迷から脱することは難しいようだ。

最終更新:2013/10/15 11:42
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