堺雅人主演『半沢直樹』視聴率27.6% 心理カウンセラーに聞く、人気のワケ
#テレビ #ドラマ #半沢直樹
4日に放送された堺雅人主演『半沢直樹』(TBS系)の第4話が、平均視聴率27.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回から4.7ポイントも上昇し、放送中の連ドラの中で独走状態となっている。
同作は、直木賞作家・池井戸潤氏の小説を原作に、メガバンクの融資課長である半沢直樹(堺)が、巨額の融資事故の責任を擦り付けられ、復讐に燃える物語。劇中に登場する「やられたら、倍返しだ」というキメゼリフは、大人のみならず、子どもの間でも流行っているという。
第4話では、計画倒産で5億円を騙し取った東田(宇梶剛士)の隠し口座の情報を聞き出すため、愛人・未樹(壇蜜)に半沢が接触。未樹の夢であるネイルサロン開業に手を貸す約束を取り付けるも、未樹は東田の所得隠しを追う国税局に寝返ってしまう、という展開であった。
視聴者の評判をうかがうと、「上司に楯突く半沢を見ているとスカッとする」「半沢の発言に戸惑う上司たちの表情が気持ちいい」といった意見が多い。また、キャスト陣もあらかた好評のようで、堺の演技を絶賛する声はもちろん、悪役の宇梶剛士について「主人公と対照的でいい」「往年の安岡力也みたいで、わくわくする」といった声も。
都内有名クリニックの心理カウンセラーは、人気の理由をこう分析する。
「東日本大震災以降、無意識の中で『くだらないことで波風立てないようにしよう』と自制心が働き、職場などでイヤなことがあっても我慢する人が増えています。半沢が、会社や上司への復讐のため反逆に燃える姿を、多くの人が深層心理でうらやましく感じているのではないでしょうか?」
国民的人気ドラマ『あまちゃん』(NHK)を軽く抜き去った同作。半沢旋風は、どこまで視聴者を巻き込んでいくのだろうか?
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