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アントニオ猪木ものまね芸人は出演禁止!“公正中立”な選挙報道のために迷走するテレビ局

rgfeqregaqegrt.jpg『踏出力。』創英社

「公正中立な報道を!」

 今回の参院選で、テレビ局各社は選挙報道をめぐり、特定の候補に肩入れしたと見られない報道を行うべく、細心の注意を払っている。

 背景にあるのは、7月4日に自民党が“TBSの報道内容が公平さを欠いている”として、当面の取材を拒否することを発表した事件だ。自民党の取材拒否は、5日にTBS側が謝罪を行ったことで解除された。

 しかし、同様の被害を受けることを防ぐためという理由で、テレビ局各社は「とにかく、特定の候補者への肩入れ報道をするな」と、現場に厳しく指示を行っているのだ。

 対象になっているのは報道番組だけではない。情報番組でも、細心の注意を払うように指示されているという。具体的には、街角でのロケの対応だ。該当取材中に、選挙カーが後ろを通ったり、音声が入り込んだ場合はNG。もしも、映像に候補者のポスターが映り込んでいた場合には「モザイクを入れろ」と指示されるという。さらに、ある取材ではこんな事件も。

「ある飲食店を取材したところ、後ろに一般のお客さんが映り込んでいたんです。そこで念のために、身元を聞いたところ、ある政治家だったそうで……。急遽、その場で撮影をすべてやり直しました。担当ディレクターは、“正しい対応をした”と上司からほめられたそうです」(あるテレビ局スタッフ)

 さらに、某キー局では「公正中立」を突き詰め過ぎた結果、バラエティ番組にまで規制が行われている。

 その規制とは「アントニオ猪木ものまね芸人」の出演禁止だ。アントニオ猪木氏は、今回の参院選に日本維新の会から比例代表候補として出馬し、選挙活動に邁進中だ。

 出馬中の候補者のものまねがテレビで放映されれば、「公正中立」が失われてしまう――。某キー局は、そう判断しているのだとか。もちろん、ほかの芸人がアントニオ猪木のものまねをするのも絶対にNGである。
 

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