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「このままでは戦えない」コンフェデ杯でむき出しになる、ザック・ジャパンの手詰まり感

confede2013.jpg日本サッカー協会 公式サイトより

 15日から開催中のFIFAコンフェデレーションズカップ開幕戦で、ブラジル代表と対戦した日本代表だったが、結果は0対3の敗戦。この敗戦に、来年開催されるW杯での日本代表の戦いぶりや、アルベルト・ザッケローニ監督の手腕が不安視されている。


「昨年の欧州遠征ではブラジルに0対4で負けているので、少しはマシなように思えるかもしれませんが、実際には数字以上の惨敗です。昨年から成長しているどころか、悪くなっています。今回の対戦は、開始3分でブラジルのエース、ネイマールにスーパーゴールを決められたためにゲームプランが狂ってしまったという言い訳もあるでしょうが、それを修正するのが監督の仕事。しかし、選手交代に動いたのが後半6分。その前の後半3分に追加点を決められて、ようやく動いた。いくらなんでも遅すぎます。しかも、負けているのにもかかわらず、司令塔の遠藤保仁を守備的な細貝萌に代える始末。挙げ句の果てには、ロスタイムに乾貴士を投入。乾は今季ブンデスリーガで結果を出していて、所属のフランクフルトでも攻撃の中心選手ですが、ロスタイムの短い時間で何ができるというのでしょうか。何がしたいのか、さっぱりわかりません。ザックの采配は、もはや万策尽きてしまった、という感じです」(サッカーライター)

 実際にプレーする肝心の選手たちの戦いぶりも、ピリッとしなかった。ブラジルのプレッシャーに持ち味のパスサッカーはまったく機能せず、何もさせてもらえなかった、というのが実際のところ。

「まあ、日本のパスサッカーが強豪国に通用しないことは、昨年の欧州遠征でわかっていたことですからね。たった1年間で、著しく成長するわけがない。従って、今回の体たらくを見ても、今のサッカーでは来年の本番は戦えないということです。そこをなんとかするのが監督の手腕なのですが、ザックの手腕では無理というもの。アジアでは通用したポゼッションサッカーが欧州や南米の強豪国には通用しないというのは、10年の南アフリカW杯と同じ。当時は、本番直前の強化試合で戦術の変更が余儀なくされた。そのあおりを食って、エースだった中村俊輔が本番では突然サブに回されました。少なくとも、今回は本番1年前に通用しないことがわかったわけですから、チーム戦術や選手選考をいったんゼロに戻して、アジア仕様ではない新たなチームを構築すべきです」(同)

 現在のチームの停滞感は、ザッケローニの特定の選手に偏った選考や起用によって競争原理を失ってしまったことが原因に挙げられる。コンフェデ杯を機に監督交代も視野に、入れるべきではないか。

最終更新:2013/06/19 18:00
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