「いつもゲストが邪魔……」SMAP稲垣吾郎ドラマ『TAKE FIVE』1ケタ低迷のワケ
#テレビ #ドラマ #SMAP #稲垣吾郎 #唐沢寿明
福山雅治主演『ガリレオ』(フジテレビ系)や、篠原涼子主演『ラスト・シンデレラ』(同)など好調な連ドラが数ある中、プライムタイムにもかかわらず平均視聴率8%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、どうも地味な印象の『TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか~』(TBS系)。
放送前は、主演の唐沢寿明、SMAPの稲垣吾郎、松雪泰子、倍賞美津子といった豪華俳優陣の共演や、『ATARU』(TBS系)、『相棒』(テレビ朝日系)などの大ヒットドラマの脚本家が手掛けることが注目されていたが、フタを開けてみると数字はいまいち。テレビ局側も期待値が高かっただけに、今ではすっかり落胆ムードが漂っているという。
同作は、唐沢演じる“正義”率いる泥棒団・TAKE FIVEを中心に、さまざまな謎が解き明かされていく1話完結もの。毎回、世良公則や、黒木メイサなど、個性的なゲストが登場する点もウリのようだ。
しかし、ゲストの人選が毎回不評のようで、「いつも、ゲストがドラマを邪魔してる」「ゲストいらないから脚本で勝負してほしい」「レギュラー俳優がいいのにもったいない」といった声が以前から上がっていた。
特に悪評を集めてしまったのが、宝塚歌劇団の現役スターがゲスト出演した7日放送の第8話。柚希礼音(星組)、凰稀かなめ(宙組)、龍真咲(月組)、紅ゆずる(星組)、明日海りお(花組)が本人役で登場。表は宝塚スター、裏では怪盗団・TEAM FIVEのメンバーとして、関西を中心に活動しているという設定であった。
彼女たちは、プライベートの場面でも、舞台で見せるような独特な口調と顔つきのまま演技。ドラマは異様な空気に包まれ、視聴者からも「宝塚そのままの言い回しに、シラケてしまった」「ドラマの世界観ぶち壊し」といった厳しい意見が多く上がってしまった。
「2014年の“宝塚創立100周年記念”を盛り上げるための出演でしょうけど、宣伝感があまりにも露骨で、ドラマのファンも興ざめしてしまったようです。『TAKE FIVE』は、毎回ゲストも不評ですが、なぜか演出が安っぽくてわざとらしい。実績のあるスタッフと俳優をそろえてるはずなのに、なぜこうなってしまうのか……」(テレビ誌記者)
一方、組を超えたスターの共演に、宝塚ファンは喜んでいるかと思えばそうでもないようで、「ヅカスターをこういう使い方しないでください」「ドラマには不向きだということくらい、私たちも分かってます」といった意見が多かった。
同作も、残すところ2話。今後、豪華なキャストに見合う数字へと巻き返しを図れればよいのだが。
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