「両親不在の女児をカモに……」中国で、教員による教え子レイプ事件が続発するワケ
2013/06/04 21:00
#中国
イメージ画像 photo by kafka4prez from flickr
中国で、小学校教員が女子児童に性的暴行を加えるという事件が続発している。5月初め、海南省の小学校校長と市職員が、女児6人とホテルに泊まるという事件が報じられた。女子児童らは、性的暴行を受けていたことが、医師の鑑定によって明らかになっている。
また、5月26日には、河南省の小学校に勤める56歳の教員が、同校の女子児童に性的暴行を加えていた容疑で刑事拘留されたことが報じられた。この教師は、長年にわたって常習的に犯行を重ねており、すでに結婚している被害者もいるという。警察では、さらに多くの被害者がいるとみて取り調べを進めている。
さらに安徽省では、小学校校長による12年間にわたる女児9人への性的暴行と、50代の小学校教員による7歳女児へのわいせつ事件が立て続けに発覚している。ほかにも、湖南省、広東省などで同様の事件が発生しており、山東省では幼稚園児も被害者となっている。教員による教え子を対象にした性犯罪は、5月だけで10件以上起きている。
その背景について、広東省ブロック紙の社会部記者はこう話す。
「被害児童の多くは、親が出稼ぎに出ていて家に不在という農村部の少女たちで、助けを求める相手がいない。また、そうした地域では教師は絶対的存在で、子どもたちが大人たちに被害を打ち明けても『先生がそんなことするはずない』と取り合ってもらえない。地元警察とも同じ公務員同士としてなれ合いの関係となっており、たとえ絶対的な証拠があっても捜査が行われることはない」
明るみになったのは、氷山の一角にすぎないということか。
(文=牧野源)
最終更新:2013/06/05 11:10
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