『クロユリ団地』のヒットで元AKB48・前田敦子が“病み系女優”としての地位を確立!?
#映画 #AKB48 #前田敦子
元AKB48の前田敦子と成宮寛貴がダブル主演を務めるホラー映画『クロユリ団地』が、18日の公開日と翌日の2日間で、約11万8,800人を動員。興行収入は約1億5300万円で、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)では首位に輝いた。
同作は、『リング』シリーズで“Jホラー”ブームの火付け役となった中田秀夫監督が、6年ぶりにホラーに挑戦した意欲作。団地で暮らし始めた少女(前田)が、恐怖と孤独に囚われていく姿が描かれる。
過去の前田の出演映画を振り返ると、主演を務めた『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』が予想を大幅に下回る動員数を記録。
また、体当たりの演技を見せた『苦役列車』では、原作者に「中途半端で陳腐な映画」と評された上、興行も大惨敗。これまでの作品は、どれも女優としての飛躍につながらなかった印象だ。
だが『クロユリ団地』は、興行成績のみならず、前田の演技についても高い評価を得ているという。
「これまで“普通にかわいい女の子”を演じることが多かった前田さんですが、今回はまさにアタリ役。『クロユリ団地』は、ほぼ全編にわたって前田さんが映っているのですが、暗い表情、怯えた目、そしてだんだん病んでいく彼女の演技は最高です。病んだ演技がこれほど似合う女優さんは、ほかにいませんよ。彼女の魅力が生かされる場所は、ここにあったんですね」(映画ライター)
AKB48卒業後、勉強のために週10本も映画を見るなど、再出発に意欲を見せていた前田。その努力がついに実ったということか。
しかし、主演女優の高評価の一方で、作品自体の評価は賛否両論あるという。感想に個人差はあるだろうが、どうやら総じて“全然怖くない”ようなのだ。
「CMや予告編で、“ホラー”部分をあおり過ぎている印象です。この映画は、人間の不安心を少しずつ刺激するジワジワ系ホラー。『リング』のようなショックを求めて見に行くと、拍子抜けするかもしれませんね」(前出の映画ライター)
ひとまず作品の評価はさておき、“ヒット作”という女優として最高の経歴を手に入れた前田。もしかしたら数年後、“病み系女優”として不動の地位を築いているかもしれない。
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