「ほかの出版社もやる」? コアマガジンへのガサ入れ騒動は、警察当局による弾圧の序曲か
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(コアマガジン)
4月19日、老舗アダルト系出版社「コアマガジン」が、警察から家宅捜索を受ける騒動が起きた。パソコンが押収され数人の社員が任意同行させられたが、明確な容疑は判明しておらず、「警察当局による点数稼ぎの嫌がらせではないか」ともウワサされている。
今回、ガサ入れの対象になったのは、コアマガジンが発行する成人向け漫画雑誌「コミックメガストア」と素人投稿雑誌「ニャン2倶楽部」の2つの編集部だ。家宅捜索をされながらも容疑は判然とせず、同社の社員も困惑気味だ。
「捜査員が社員に対して“(捜査理由は)コアマガジンは100人くらいいて大きい会社だから”と話していたのですが、ホントに何が原因なのか、まったくわかりません」(同社の社員)
しかも、家宅捜索のやり方はいいかげんなもので「当初、間違えてビル内のまったく別の編集部が入っているフロアにやってきて作業を始めてから、ようやく気づいた」という社員の証言もある。
さらに家宅捜索の最中に「会社を潰す気なのか」と抗議する社員に対して、
「そこまでするつもりはないんだけどねえ……」
と、捜査員が発言したという。また捜査員から「ほかの(アダルト系出版社)にも行くかもしれない」という趣旨の発言があったという情報もある。
これまで本サイトでも報じているように、コアマガジンは昨年、成人向け漫画編集部員がワニマガジンへ大量移籍するなど、業績が伸び悩んでいるところ。そうした中での今回の騒動は、さらに同社を苦しめる可能性も高い。警察当局の目的は明らかではないが、今後、ほかの出版社に波及するようなことになれば、経営が危うくなるところも出てくるだろう。どうやら、アダルト系出版社が警戒心を強めなければならない事態を迎えつつあるようだ。
(取材・文=三途川昇天)
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