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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 俳優・六角精児インタビュー

「僕はずーっと自然体」ギャンブル、借金、4度の結婚……でも憎めない、六角精児の生き方

IMG_0483.jpg撮影=名鹿祥史

 『相棒』(テレビ朝日系)の米沢守役などでおなじみの、人気個性派俳優・六角精児(50歳)。最近はバラエティ番組への出演も増え、その愛嬌あるルックスと、親近感の湧くトークに癒やされている人も多いことだろう。

 そんな一見愛されキャラの彼だが、過去の私生活を覗いてみると、ギャンブル狂い、サラ金地獄、4度の結婚、そして作家・西村賢太の分身ともいえる北町貫多に自身を投影……と、なかなかパンチのある生き様を見せていた。

 発売中のエッセイ集『三角でもなく 四角でもなく 六角精児』(講談社)には、赤裸々に綴ってあるということで、著者本人を直撃した。

――著書では、ギャンブルや借金、離婚のことなども、かなりぶっちゃけてますね。

六角精児(以下、六角) こういうダメな人間だってなんとか生きてるぞ、ってことを知っていただけたらうれしいですね。ダメな人間だって、生きる資格がないわけじゃないですから。まあ、そんなに大したことが書いてあるわけじゃないですが、お金をドブに捨てる気持ちで買っていただけたらと。

――いや、結構大したことが書いてありましたよ(笑)。これを読んだ方の中には、六角さんのイメージが変わったという声もあると思うのですが。「人からよく見られたい」「かっこつけたい」というような気持ちは薄いほうですか?

六角 薄いというか、ないですね。「こうなりたい」と思ってもなれないのが常ですから、人をうらやむ気持ちもないです。普通の自分を出して、どう思っていただけるかだけで十分だなって思います。

――あくまでも自然体なんですね。3年ほど前まで、6畳のネズミが出るような部屋に暮らしていたと著書に書かれてましたが、テレビで人気者の自分と、私生活の差に戸惑ったりはしませんでしたか?

六角 特になんとも思いませんでしたね。その頃は、飲み屋の兄ちゃんと共同生活してまして。僕の部屋は、掃除をしていなかったのでペットボトルが積み上がってましたね。ちなみに隣は、飲み屋の兄ちゃんの部屋でした。

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