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本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」

「銀座関係者にも被害多数」関東連合の“資金源”逮捕は、六本木襲撃事件の全容解明につながるか

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芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 2011年に起こった市川海老蔵の殴打事件や、昨年9月に起こった六本木クラブ襲撃事件で世間を震撼させた、半グレ集団「関東連合」。その資金源ともいわれる振り込め詐欺集団グループのドンである大山多賀男容疑者が、昨年12月29日に潜伏先のマカオで逮捕された。

 この逮捕の1年前には、同グループのキーマンのひとりといわれている、元アイドル・本田理沙の前夫で、元暴力団組員でもある菊次達朗被告が逮捕されている。菊次被告はTUBEの前田亘輝や川合俊一らの芸能界人脈を持っていることから、詐欺で稼いだ金が芸能人に流れているのでは? と注目を浴びた。しかし、「人の噂も七十五日」ではないが、事件は風化。そんな時に詐欺グループのドンである大山容疑者が、年末にひっそりと逮捕されていた。

 菊次も大山も、水資源や金山開発など、いくつもの架空の投資話を高齢者に一口10万円で持ちかけて金を振り込ませ、関東連合のメンバーが金を引き出す役目を演じていたという。その被害総額は100億円を超えるとの説もある。

 そんな中、大山逮捕を知った銀座のクラブ関係者からは「被害者は高齢者だけではなく、銀座の水商売の関係者も多数だまされてますよ」という情報が寄せられた。この関係者によると「大山らは『水資源会社を作るから、一口20万円を投資しないか』と持ちかけて、投資金を募る。だまされたバーやクラブ関係者は数知れません」と言う。

 大山、さらに大山と並んでグループの主犯格といわれるF(すでに逮捕)は、銀座7丁目の老舗クラブ「P」をはじめ、大箱クラブを派手に飲み歩いてはスタッフを信用させて、投資話を持ちかけるという。しかし、会社といっても詐欺のために作った会社で実体はない。そういった架空の会社を、大山グループは30社余り作っていたそうだ。

 だが、そんな儲け話を前に欲に目がくらんで、あちこちから借金をしては1億円も投資したクラブ従業員もいるという。彼は現在、返済不能で行方不明。また、投資話で儲けるつもりが、いつの間にかグループの手先にされて、共犯で逮捕された銀座の水商売関係者が何人もいたという。

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