半日SEX、即席ラーメン……現役ホストが崇拝する、伝説の“パイセン”武勇伝
#雑誌 #出版 #ファッション誌
ファッションなんてまったく興味がないので、もちろん自主的にファッション誌なんて買ったことのない非オシャレサブカルなボクが、なんの因果かメンズファッション誌をレビューすることになっているこの企画。
モテモテになるテクニックがギッシリ詰まったメンズファッション誌たちを読んで、ボクもモテモテになってしまいたいところなんですが、まあ雑誌を読んだくらいでモテたら苦労はないですわなぁ……。
ま、とりあえず雑誌を読まなきゃ始まらないので本屋に買いに行ったものの、ヨレヨレのジャージを着たおっさんがメンズファッション誌を山ほど抱えてレジに行くという作業が、もはや苦行以外の何ものでもありませんでした。そんな羞恥プレイを乗り越えてボクがセレクトした今月のランキングがこちら!
【12月発売のメンズファッション誌・激ヤバ企画ランキング】
1位 「俺たちの性癖診断書」(「MEN’S egg」2月号)
2位 「夜王を超える伝説のパイセン☆武勇伝録」(「MEN’S KNUCKLE」2月号)
3位 「原宿の正しい楽しみ方」(「Samurai ELO」2月号)
■田舎者が上京するために
表紙にドーンと書かれた「結果、女子ウケはキレイめ服(コーデ)なんだって!!」というキャッチフレーズからも分かるように、とにかく女子からの評価というものを重視しているセレブカジュアル&キレイめ系ファッション誌「Samurai ELO」(「エロ」じゃなくて「イーエルオー」って読むんだよ)。悪羅悪羅系メンズファッション誌「SOUL Japan」今月号に載っている「セックス以外で女と会いたくない」「暴力とセックスで女を言いなりにしてた」という女子に媚びないにもほどがあるスタイルもどーかと思いますけど、「Samurai ELO」の媚びすぎっぷりもどーかなという感が。
まず、「自己満足SEXはNG!」という特集では、「20分以上かけてじっくり前戯しよう」「アソコをガン見したいところだけど、ちゃんと暗くしよう」「フェラをされたらクンニをちゃんとお返ししよう」……などなど、女子に優しいセックスを提言。うーん……正論なのかもしんないですけど、男ってそこまで女子に奉仕しなきゃならないんですかねぇ?
さらに「女の子と長く付き合える男のデート術」でも、「会ってすぐに洋服を褒めちぎるべき」「ランチにハンバーガー屋はNG」「彼女が席を外した隙に会計を済ませる」「お店を出たらさりげなくガムを渡す(口臭対策)」「ひと言声をかけてからキスするのはNG」……と言われたい放題。め、めんどくせぇ~! ここまでしなきゃならないなら、もう彼女なんかいらないよ。
そういや誌面に登場している読モたちも、よく言えばスラッとしていてスマート、あまり気を使わずに表現するならば、どいつもこいつもヒョロヒョロしたもやしっ子ばっか。「SOUL Japan」の怖すぎる読モたちとケンカになったら、2秒で骨折しちゃうことでしょう(ボクもだけど)。日本男児よ、もうちょっとガンバレ!
そんな、サムライというわりには若干軟弱すぎるきらいのある「Samurai ELO」の中で、今月ボクが心を打たれた特集は「原宿の正しい楽しみ方」。
おじさんたちにとっては、原宿といったら「竹の子族」とか「ホコ天」「クレープ」「タレントショップ」(マーシーズとかね!)というイメージしかないですが、おそらくこういうファッション誌を読んでいるヤングたちは、みんな原宿で服買いたいと思ってるんでしょ? ……ということで、この冬休みに田舎から原宿に遊びに行こうと思っているボーイズたちに向けて、ショップの場所からグルメ、使いやすい公衆便所まで細かく紹介してくれている、まあ一見フツーのガイド企画。
しかし、その中の「東京の人は本当に冷たいのか検証」という企画がスゴイの。要は「東京みたいなコンクリートジャングル、怖いわぁ~……きっとチーマーに絡まれて金取られちゃうに違いないべ」とか、ビクビクしている田舎者を安心させるための企画なんですが、「歩行者に道を訪ね、教えてくれるのか調査」はまだ分かるけど、「リンゴを転がしてみた!!」ってどーゆーことだ!?
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