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なぜ、トップの謝罪や特設地図コーナーまでできる事態になったのか……

大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!

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大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法 – Business Journal(10月13日)

 新しいiPhone 5の発売を目前に控えた2012年9月19日(米国時間)、6世代目となるiPhone、iPad向けのOS(基本ソフト)、iOS 6がリリースされた。200を超える新しい機能を搭載した最新鋭のOSだが、1つだけ重大な問題があった。それは、標準アプリの地図ソフト「マップ」がまったくの別物になってしまったことだ。

 今まで、iOSに搭載されていたマップはGoogleマップのデータだった。それが今回からアップルオリジナルの地図に変更されたのだ。新しいマップについては、すでにさまざまなWebメディアやニュースサイトで報じられているので、ご存じの方も多いだろう。新しいマップの問題点は以下の通りだ。

・地名や駅、施設などの位置、名前が不正確なものが多い
・道路が不正確に描かれている場所がある
・国道や都道府県道以外の道路が同じ太さで描かれており、幹線や路地がわかりにくい
・盛り込まれた施設や店舗などの情報が圧倒的に少ない
・鉄道の線路が拡大しないと表示されない
・地下鉄の路線が表示されない など……

 このように致命的な問題を抱えており、ユーザーの不満が爆発してしまった。ネット上ではさまざまな「珍百景」が登場した。中でも有名だったのは「パチンコガンダム駅」なる駅が存在したり、羽田空港が「大王製紙」になっている……といった情報で、それ以外にもさまざまな掲示板に多数の投稿が見られた。筆者もこの地図にはかなり面食らった。長年親しんだGoogleマップとの差は大きすぎ、実用面で難がある。


 横浜駅周辺をマップ(左)とGoogleマップ(右)で表示した。マップでは駅の場所が不正確で「横浜駅」の隣に「よこはま」という謎の駅がある。また、線路が一定の大きさにならないと表示されない。


 神奈川県藤沢市の片瀬江ノ島付近。マップではあるべき駅が、完全に消えて見えなくなっている。また、地図上の道路は同じ太さでわかりにくく、水族館などの施設名も表示されていない。

 なぜ、iOS 6にGoogleマップが搭載されなかったのかについては、さまざまな情報が飛び交っている。しかし、アップルがGoogleの地図を使わないことを決定し、自社の地図に切り替えるのは、そんなに短い時間ではできないはずだ。その決定は、数年前に行われていたとしても不思議ではない。そして、新しいiPhone 5のローンチと共にリリースすることが至上命題だったのだろう。

●マップは総力で改良工事中?

 残念ながら、iOS 6の地図は不完全なままリリースされてしまった。アップルCEOのティム・クックがユーザーに謝罪する文書を公開し、他社製のアプリを使うことを薦めるという事態になり、iTunesのApp Storeには「地図アプリ」コーナーが新設された。この謝罪について、巷では「謝罪は前例がない」とのコメントも多かったが、それは誤りだ。

 例えば、iPhone 3Gと共に公開されたアップルのオンラインサービス、MobileMeは開始当初さまざまな不具合があり、アップルは謝罪メールをユーザーに送付するとともに、30日間のサービス期間の延長を行っていた。このほかにも、アップルは過去にさまざまな謝罪を行っている。それは企業姿勢として正しい、と筆者は思う。

 だが、謝っただけでは問題は解決しない。現在アップルは世界規模でマップの修正作業を進めている。と同時に、当初は米国のみで有効だった俯瞰図のように立体的な3D地図を表示できる「Flyover」機能のうち、建物の3Dモデルが表示されるエリアが、日本でも10月6日頃から徐々に拡大している。まだ、米国のように建物の外壁や構造物を正確に描画できていないが、これは時間の問題だろう。


 現在、日本国内での建物の3D化が進んでいる。ただし、タワーや城(天守閣)といったランドマークについては正確に表示されず(左)、米国のように(右)航空写真の3D表示にも対応していないが、今後は日本でも正確に描画される予定だ。

 また、アップルは地図情報の誤りに関する情報をユーザーに求めている。原稿執筆時点では、まだ「パチンコガンダム駅」は存在していたが、このような誤りをアップルにフィードバックすることで、アップルが初めて手がける地図がどんどん正確なものに成長するスピードが速くなる。恐らくはiPhone標準のマップは、もうGoogleマップに戻ることはない。もし間違いを見つけたら、筆者は積極的にフィードバックを送信していこうと思っている。


 問題を発見したら、その場所の青い丸をタップして「問題を報告」を選ぶ。または、任意の場所をタップして、ピンを立てて同様の操作ができる。

●無料アプリを積極的に活用しよう

 もちろん、アップル純正のマップの改良は長い時間がかかるだろう。それまでは、Googleマップや他社製地図を使うのが現実的だ。Safariで「http://maps.google.co.jp/」にアクセスして地図を使う方法もある(注:10月4日よりストリートビューにも対応)が、ここでは筆者オススメの無料アプリを3本紹介しよう。

(1)「Maps+」を使う


 Maps+は、Googleマップを使うための無料アプリだ。現在地点の表示、コンパスによる画面の自動回転、ルート探索など、旧来のマップが備えている機能は一通り使える。ただし、日本国内の店舗などのローカル検索や地名による検索は、なぜかうまくいかない。検索は他のアプリを使おう。

(2)「地図マピオン」を使う
 


 地図マピオンは日本で開発された地図アプリの1つ。ローカル情報が非常に充実しているので、地図周辺のお店や施設を検索するのに大変便利だ。また、地図上の特定の地点を指で長く押し続けるとその地点の住所や最寄り駅とそこまでの距離、近隣の施設などを表示するのでとても便利だ。もちろん、キーワード検索にも対応する。

(3)「地図 Yahoo!ロコ」を使う


 Yahoo! Japanが提供する日本発の地図アプリ。店舗や施設検索に強いのが特徴で、周辺検索で探したお店や施設の写真やクチコミ、クーポンなどの情報も表示できる。また、主要ターミナル駅では地下街のマップも表示する。さらに、徒歩、自動車、電車やバスなどの条件で経路探索を行うことも可能だ。
(文=池田冬彦)

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最終更新:2012/10/15 14:00
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