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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 夏ドラマ視聴率壊滅の裏事情!
テレビ辛口研究所

「ジャニーズもワースト記録更新確実!?」夏ドラマの視聴率が全局壊滅状態の深い理由

『GTO』関西テレビ

 夏クールのドラマが、瀕死状態に陥っている。

 8月25日時点で発表されている視聴率をもとにすると、平均視聴率トップは『GTO』(フジ/主演・AKIRA)の13.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。これも決して高視聴率とはいえないが、今クールも1ケタの作品が多い。平均1ケタで苦戦中のドラマの平均視聴率をピックアップしてみると……。

 まずは月曜20時の『浪花少年探偵団』(TBS/主演・多部未華子)。8話までの平均視聴率は、約6.3%。木曜21時『ビギナーズ』(同/主演・藤ヶ谷太輔)が6話までで7.8%。22時の『東野圭吾ミステリーズ』(フジ/ナビゲーター・中井貴一)は7話で8.8%。金曜23時15分『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(テレ朝/主演・丸山隆平)が6話までで5.7%、土曜23時10分からの『主に泣いてます』(フジ/主演・菜々緒)が5話までで5.3%という状況になっている。

 しかも、『浪花』『ビギナーズ』『ボーイズ』『主に』あたりは、このままのペースでいくと、放送されているドラマ枠のワースト記録を更新する勢い。深夜枠でも『ドラゴン青年団』(TBS/主演・安田章大)など、ワースト更新しそうなドラマが存在する。

 昨今叫ばれている「テレビ離れ」や、もともと夏はテレビの視聴率が低くなる傾向がある、ロンドンオリンピックあったなど、いくつかの理由はあるかとは思うが、それにしてもワースト記録を更新するドラマが何本もあるというのは、なかなか厳しい状況である。

 一体なぜ、こんなにも視聴率が低いのだろうか。人気番組を手がける放送作家に聞いた。

「夏はお祭りや花火大会などイベントも多いので、どうしてもテレビを見る機会が減るのは確かです。もちろん、今年はオリンピックもありましたしね。そんなこともあって、夏のドラマにはあまり大物の出演者を使わなかったりすることもあるんです。出演者での引きも弱くなりますから、なかなか最初から高い視聴率は目指せないところはありますね」

 とはいえ、今回のロンドンオリンピックに関しては、注目の競技の中継がゴールデンやプライムの時間帯にばかり放送していたわけではない。

 最高視聴率40%を記録した『家政婦のミタ』のようなドラマもあるが、今クールに限らず、近年は全体的にドラマの視聴率が振るわない。前出の作家は言う。

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