「ポイントアップ」「年会費無料」に乗せられ、大損してませんか?
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「ポイントアップ」「年会費無料」に乗せられ、大損してませんか? – Business Journal(8月16日)
リボ払いに関する苦情が増加
国民生活センターによれば、近年、リボルビング払い(リボ払い)に関する相談が増えてきているという。
「手数料ばかり払っていて、支払い残高がちっとも減らない」
「何枚ものカードをリボ払いにして、多重債務に陥った」
など、その内容もさまざまだ。
リボ払いは月々の支払い額が一定に抑えられるものの、支払い期間が長期化するほど手数料が多くなり、いつの間にか負担が大きくなることもある。仕組みをよく理解しないまま、安易に利用するのは危険だといえる。
ただ、カード会社もメリットだけを強調し、十分な情報提供がなされていないケースもあるようだ。気づかないうちにリボ払い専用カード(リボ専用カード)をつくらされてしまい、カード決済がリボ払いになっていたという例も少なくない。パンフレットや契約書類を詳細に読めば、リボ専用カードであることは明記されている。とはいえ、わかりにくい記述になっていることもあるので注意が必要なのだ。
知らないうちにリボ払いになっていた!
国民生活センターに寄せられた相談から、いくつかの事例を挙げておこう。
(1)店舗でクレジット機能つきのポイントカードを勧められたので手続きをし、手数料のかからない翌月一括払いをしてきた。ところが、インターネットの会員ページを見たら、支払いがすべてリボ払いになっている。カード会社に問い合わせたら、これはリボ専用カードだという。カードをつくる際にはなんの説明も受けなかったので、まったくわからなかった。
(2)翌月一括払いの指定でカードを使っていたのに、ひと月前からリボ払いになってしまった。インターネットで確認すると、一括払いの指定をしても自動的にリボ払いになる設定になっていた。カード会社からはリボ払いの案内がたくさん送られてきていたので、自動的にリボ払いにするキャンペーンにうっかり登録してしまったのかもしれない。こういうことは目立つように書いておいてほしい。
(3)普段は利用しない銀行口座からカード利用の引き落としがされていて、驚いて調べてみると、数年前に契約したカードがリボ専用だった。カードを申し込んだときに利用明細をインターネットで確認する方法を選んだようで、その後確認を怠っていた。一括で払えたのに、無駄な手数料を払ってしまった。
利用者がうっかりしていたともいえるのだが、カード会社側も説明不足であるケースがままあるのだ。
特に、「リボ払いにはポイントアップ」「キャッシュバック」「年会費無料」などの特典がついていることが多く、ついそちらに目を奪われがちになる。しかし、これは利用額を増やすためのワナ。こうした特典よりも手数料のほうが高くつくことも考えられる。
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