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SEと外食産業が2大ブラック業界  そして大賞はやっぱりあの企業!

ワタミに富士通、ローソンストア100… “ブラック企業大賞”授賞式!

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ワタミに富士通、ローソンストア100… “ブラック企業大賞”授賞式! – Business Journal(8月12日)

post_526.jpg「ブラック企業大賞」HPより

 パワハラ、セクハラ、退職強要、不当解雇、派遣切り、過労死……こうした違法企業は後を絶たない。そんな中、「ブラック企業大賞2012授賞式」が東京都港区内の田町交通ビルで開催された。主催はブラック企業大賞企画委員会。主催者によると、このような授賞式の試みは今回が初という。現地へ向かった。

 会場は30~40代とみられる男女を中心に約80人が参加。「ニコニコ生放送」も来ている。主催者によると、全国で約3万人が授賞式の様子をニコ生で視聴しているという。また、最前列の席は、ノミネートされたブラック企業10社の招待席となっていたが、1人も来ていない。

 こうした中で受賞式は始まった。まず、主催者の一人で弁護士の佐々木亮氏がブラック企業の定義について「簡単にいえば法があっても法を守らない。法をわざと知らないふりをする。労働者の命、健康、生活を配慮しない。こういう企業をブラック企業と言います」と説明。

 その後、主催者側がノミネート企業10社を紹介した。まず居酒屋チェーン和民などを経営する「ワタミ」。2008年6月、同社の新入社員の森美菜氏(当時26)は、連日午前4~6時まで調理業務に就き、休日も朝7時からの早朝研修会やボランティア活動、リポート執筆を課されるなどで、入社から1カ月で時間外労働は約140時間に上り、「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」と手帳に書いた。それから1カ月後に自殺した。

 その後、遺族は「長時間の深夜勤務や、残業が続いたことが原因だった」などとして労災の認定を申請。しかし、09年に横須賀労働基準監督署は仕事が原因とは認めず、遺族が神奈川労働局に審査を求めた。

 神奈川労働局の審査官は、「残業が1カ月あたり100時間を超え、朝5時までの勤務が1週間続くなどしていた。休日や休憩時間も十分に取れる状況ではなかったうえ、不慣れな調理業務の担当となり、強い心理的負担を受けたことが主な原因となった」として12年2月14日にようやく労災認定がされた。

 その後、同社会長の渡邉美樹氏はツイッターで「労務管理ができていなかったとの認識はありません」「ワタミは天地神明に誓ってブラック企業ではありません」などといい、物議をかもしたのは記憶に新しい。

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 次に天気予報の「ウェザーニューズ」。同社の新入社員A氏(25歳)の遺族である兄から次のメッセージが寄せられた。「弟は気象予報士の資格を取得した後、念願のウェザーニューズから内定をもらい、08年4月から社会人としての明るい第一歩を踏み出しました。しかし、弟には大変厳しい現実が待っていました。弟の時間外労働時間は入社わずか2ヶ月目の5月に100時間を超え、6月、7月には200時間を超えました。この頃、弟から私に届いた唯一のメールには『毎日深夜2時とか回るから、ほとんど電話できないんだわ。もし家族が心配していたら、大丈夫だと言っておいて」と書いてありました。そして、この時間外労働時間は8月、9月にも150時間を超え、弟の心身を徐々に壊し始めていきました』

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