野村社員「部下は監禁・罵倒し、顧客に損さてもノルマは死守」
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野村社員「部下は監禁・罵倒し、顧客に損さてもノルマは死守」 – Business Journal(8月2日)
とうとう持ち株会社の経営トップ辞任、金融庁からの業務改善命令も間近に迫る事態にまで発展した、野村證券による一連の増資インサイダー事件。この事件は、世に明るみに出た当初から、野村ホールディングス(HD)、同HDの基幹会社である野村證券(以下、野村)の企業風土に、大きな問題があると見る向きは多かった。そこで今回、野村社員の証言をもとに、同社の実態に迫ってみよう。
「野村なら、これくらいやるだろう……というのは野村関係者をはじめ、証券業界ではみな衆目の一致するところ。特段、驚くべきことでもない」(野村社員・A氏)
国内証券では、その企業規模から“証券界のガリバー”として君臨した野村證券をはじめとする野村グループは、金融界でも「何事においても自社有利、コンプライアンス無視の手法を通す」強引な社風で知られている。
そんな野村では、どんな社員が集まり、どのような社員教育が行われているのだろうか?
普通の大学生が、証券業界でも恐れられる“野村マン”になるまでの過程を追い、これまで証券界で数々の問題を引き起こしてきた“ガリバー”の企業風土を、A氏の話を元に、浮き彫りにしてみたい。
体育会系の縦社会的な社風なだけあって、野村では体育会出身者が数多く入社するという。今ではよく知られているが、入社式で新入社員は大声で社歌を愛唱するところから、野村マンとしてのスタートを切る。
「入社式の2日前から研修という名目で合宿があり、ここで社歌を覚えさせられる。昔は入社前の合宿時から、新入社員は指導役の社員から『声が小さい!』と怒鳴られていたというが、私の時は『もうちょっと大きい声で歌おうよ!』くらいだった。そもそも野村に入ってくる社員の多くは、体育会出身かそういうノリなので、この時点で社に嫌気が差す人は少ない」(A氏)
A・B・C、隠された階級別採用
A氏によると、野村社員は、かつて総合職と呼ばれた「全域型社員」、同じく一般職と呼ばれた「地域型社員」のいずれかとして採用されるが、新入社員の頃から、いくつかの区分分けが行われている節があるという。
「人や時代によって、多少言い方は異なるが、全域型社員、つまり総合職でも、A採用・B採用・C採用に分かれており、研修後の人事配属でも露骨にこれが反映される。もっとも社員本人は、自分が、どの区分なのかはわからないが、日々嫌でも自覚させられていく」(A氏)
この社員の区分けのうち、A採用のはAは「Alternative」の頭文字で、「誰でも代わりが務まる人材」という意味。陰では「兵隊要員」とも呼ばれる。このA採用が社員の多くを占めることはいうまでもない。
次にB採用。これは、「Brain」のBで、将来の経営幹部要員、もしくはコンピュータに精通しているなど、いわば“頭で仕事をする”人たち。学歴では、東大、京大、早稲田、慶応などの卒業生が多くを占める。
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