橋下徹もびっくり!タトゥーがあると病院受け入れ拒否!?
#Business Journal
話題のあの芸能人や識者も多数リツイートするサイゾー新ニュースサイト「Business Journal」! 今回はそんな「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!
ほかにも、サイゾーだから書ける“ディープ”かつ“役に立つ”以下のような記事が満載ですので、ぜひともご覧ください!
■「Business Journal」掲載記事(一部抜粋)
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橋下徹もびっくり!タトゥーがあると病院受け入れ拒否!? – Business Journal(5月29日)
よな〜、無理無理。(「橋下徹公式HP」より)
大阪市役所を舞台に、市職員の「タトゥー」をめぐり、橋下徹同市長と市職員の対立が話題となっています。ことの発端は2月、市の児童福祉施設の職員が児童にタトゥー(入れ墨)を見せていたことが発覚したこと。
市長の指示で調査を実施したところ、なんと110人の職員にタトゥーがあることが判明。市長は「入れ墨に関するルールも明文化する」と厳しい姿勢を見せているのに対して、職員の一部と市労働組合連合会が反発を続けています。市長は、「公務員がタトゥーを入れるなんてトンデモナイ!」「タトゥーを入れていた職員はタトゥーを消せ! でなきゃ市民に接しない部署への異動!」と怒りが収まらない様子です。
意外なタイミングで注目を浴びる格好になったタトゥーですが、実は一度入れてしまうと、病気になった時、必要な検査が受けられない、時代遅れのメイクで悲しい思いをしてしまいかねない、といった弊害があることを、ご存知でしょうか?
消すためには100万円以上かかることも
タトゥーとは、針を使って皮膚に色をつけることですが、いったん入れてしまったタトゥーを消すことは、できるでしょうか?
もちろん、できないことはありません。でも、皮膚に針で色素を入れてつくったタトゥーを消すのですから、そう簡単じゃありません。それなりに痛みはありますし、時間もお金もかかってしまいます。
一般的にタトゥー除去で行われるのは、レーザー治療という方法で、タトゥー部分をレーザーでひとつひとつ焼き消していくのです。レーザー照射後は火傷のような症状になってしまうので、連続して処理はできません。同じ場所にレーザーを当てるには少なくとも2~3カ月、肌を休ませるサロンがほとんど。ですから、タトゥーを消すためには通常は少なくとも数カ月は通い続ける必要があるのです。
他にも「タトゥー部分を切除して縫合する」「タトゥーを削り取って皮膚が再生するのを待つ」といった方法もありますが、どれも、聞くからに痛そう……。
気になるお値段は、病院によってまちまち。レーザー照射の平均的な値段として3センチメートル四方で1回3~10万円くらいといわれてますが、1回照射しただけで消えるケースはあまりありません。ですので、目立たなくするには、3~10万円×面積×回数分の費用がかかってしまいます。大きなタトゥーや、皮膚の深いところまで染料が入ってる場合は、なんと100万円以上(!)かかってしまう場合もあるんです。
最近では「イレズミ除去キャンペーン、1センチメートル四方1000円(税別)」などと、格安治療を売りにしてる病院もあるみたいですが……。
タトゥーがあると、MRIやCTスキャンを受けられない?
また、タトゥーがあると、MRI(磁気と電波で体内の画像を撮影する検査装置)やCTスキャンの検査を受けられないことがあるのです。これはサウナや温泉に入れない不便さとはレベルが違います。
タトゥーは針を使って皮膚の中に染料を入れ、絵をつくっていく行為ですが、染料の中に金属を含むものがけっこうあるんです。MRIやCTスキャンは電磁波を利用するため、タトゥーに含まれた金属が電磁波にあたると、電流を発生させ、タトゥー周辺が火傷してしまうことがあるんです。ちょうど電子レンジでアルミホイールを温めてしまった時に、「電気でパチパチなってしまう」のと同じ原理です。
放射線技師の和彦さん(仮名)は、次のように話します。
「MRIやCTスキャンの電磁波ごときで火傷するほどの電流が起きるなんて、めったにないですよ。でも、そこは医療機関。どんな小さなことでも『医療ミス』的なことは御法度。だからタトゥーのある患者さんの検査は一切お断りしてるんです。『お宅で検査したら火傷したぜ! 慰謝料払わんかい!』なんて訴訟でも起こされたら大変ですもん」
同じく放射線技師のヒカルさん(仮名)も、タトゥーのある患者さんの検査は怖いと言ってます。
「うちの病院では『可能性はかなり低いですが、火傷になる場合があります』と話して、納得してくれた患者さんは検査しますよ。あと、首にタトゥーのある人が、足のつま先の検査をするなど、タトゥーの場所と検査位置が遠い場合もOKすることがありますね。うーん、でも、正直お断りしたいですよ。万一、自分が担当した患者さんが火傷して『お前のせいだ!』なんて言われたらって思うと……。たいていの病院じゃ検査してませんしね」
アートメイクのタトゥーにも要注意
女性の中には、アートメイクとしてタトゥーを顔に入れる人もいます。例えば、アイラインをタトゥーで入れてしまえば、洗っても、汗をかいてもくっきりキープできますし、わざわざポイントメイク落とし(アイラインやマスカラなど、落ちにくいメイクを落とす専用のクレンジング。一般に肌への刺激が強いといわれています)を使う必要もありません。ですから、スポーツインストラクターやダンサーには、アイラインのアートメイクを希望する人が多いんです。
これ以外にも、眉毛の薄い女性や、病気が原因で眉毛がなくなってしまった女性が眉を書く、唇の形を整えるといったアートメイクも行なわれています。ただ、特にアイラインの場合、敏感な目のまわりに針で染料を入れるわけですから、かなり痛い! おまけに、数日間腫れるのは覚悟しなければいけません。
なにより怖いのは、医師免許を持たないスタッフがアートメイクをしているサロンがあることなんです。医師免許のない人が行なうのは法律違反ですが、独立行政法人国民生活センターに2006~11年の5年間によせられたアートメイク関連のトラブル121件のうち、ほとんどが医師免許を持たないスタッフによる施術だったのです。
「アイラインを入れる時に角膜を傷つけられた」
「化膿して顔に傷が残った」
「施術中に手が滑って顔を傷つけた」
など、きれいになるための施術で真逆の結果になるなんて、あまりにも悲しすぎます。
気がつくと”流行遅れ”メイクに……
また、タトゥーを使用したアートメイクは、「メイク」としておすすめできない場合もあると、アートメイクスタジオ・スタッフの梨華さん(仮名)は言います。
「アイラインはともかく、眉毛のアートメイクはすすめませんね。眉の形って、流行があるでしょ。どうしたってその時の流行に合わせて、眉を入れちゃうじゃない? それが10年後には”ありえない”眉になるっていうリスク、大きいのよ! 眉の形が流行に合わなくなったからって、すぐ戻すわけにいかないし」
極端な例かもしれませんが、80年代に極太バブリー眉毛のアートメイクをしてしまった女性がいたとしたら、彼女は細眉が主流になってしまった90年代を一体どんな気持ちで過ごさなければいけなかったのでしょうか。
タトゥーは立派なファッションですし、芸術といっていいほど見事な作品もあります。一概にタトゥーを否定するつもりはありません。けれども、タトゥーを入れる時は、本文のようなリスクがあることをきちんと認識した上で、行なうことをおすすめしたいものです。
(文=玉置美螢/ライター)
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