「株価もCMキャラクターTOKIOのイメージも急落中!」消費者庁“コンプガチャ”言及の余波
#ジャニーズ #TOKIO
昨年秋からTOKIOがCM出演している、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」の人気ソーシャルゲーム「探検ドリランド」。最近のバージョンでは、ゲームのキャラクター“イノキング”となったアントニオ猪木と“競演”を果たしているが、GW中にTOKIOにとってもシャレにならないニュースが報じられた。
消費者庁が「GREE」を運営する「グリー」と、プロ野球・横浜を買収し今シーズンから球界に参入した「DeNA」の両社らがソーシャルゲーム内で提供している、アイテムを購入してそろえると別の希少なアイテムを獲得できる「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対し、景品表示法に抵触する可能性があると示唆したという報道があり、7日に両社の株価は大幅に下落。
グリーの田中良和社長は8日、「より多くの方にサービスを楽しんでもらうため、利用環境づくりを継続する。(ソーシャルゲーム関連6社でつくる)連絡協議会で議論し、指摘を受ければ真摯に取り組む」とコメント。コンプガチャの継続については、「詳細は調査中」と明言を避けたが、もはや規制は避けられないところまで追い込まれてしまったようだ。
「同協議会は先月末、ゲームの適正な利用を図るため、青少年(18歳未満)の利用者への利用限度を月額1万円以下とする自主規制に取り組むことで合意したと発表したが、“焼け石に水”。消費者庁などには昨年約50件の相談が寄せられ、中には数十万円を請求されたケースもあったという。また、国民生活センターへの相談は、DeNAが本格参入した2009年度からの3年間で約6,600件も寄せられており、年々増加傾向。中には親の携帯を子どもに使わせていたところ、携帯料金と一緒にゲーム利用料約80万円を請求されたというケースもあったようだ」(全国紙記者)
今後、規制に向けてますます“逆風”が吹き荒れそうだが、そんなゲームの広告塔となっているTOKIOのイメージダウンも必至だという。
「同じ事務所のSMAP、嵐らはライブをやればチケットが即完売で、CMも引く手あまた。それに比べ、TOKIOは毎年『NHK紅白歌合戦』に“ジャニーズ枠”で出場し続けているものの、CDやライブチケットのセールスは絶不調。10年からメンバー全員が『ヤマト運輸』のCMに出演しているが、昨年8月に山口達也の無免許運転が発覚。不起訴処分になったものの、同社と、山口が出演していた『富士重工業』のCM放送が自粛され、タレントとしての商品価値が大暴落してしまった。そんな中、CMに出演しているゲームが問題になれば、今後、なかなか起用してくれる企業はないだろう」(広告代理店関係者)
ジャニーズにすれば、業績絶好調だった同社のCMに「オイシイ話」と食いついたかもしれないが、意外な落とし穴が待っていたようだ。
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