AV誕生から30周年の思い出をAV好き作家・高橋源一郎とAVライター・安田理央がアツく語り合った!!
#アダルト #インタビュー #高橋源一郎
佐川一政による「パリ人肉事件」が起きた1981年、アダルトビデオは誕生した。それから30年。このスペシャルイヤーを記念し、主要AVメーカー40社超が集結。プロジェクト名は、その名も「AV30」。時代とメーカーの垣根を超えてセレクトされたこのコンピレーション・AVシリーズが、12年1月より毎月5作品、合計30作品リリースされている。
このプロジェクトの監修を努めるライター/アダルトメディア研究家の安田理央氏と、安田氏とは旧知の仲で、AV好きとしても知られる作家の高橋源一郎氏の対談が実現。世代は違えど同じAV時代を生きた2人は、日本のAVシーンをどう見ているのか?
安田理央(以下:安田) 高橋さんがAVを見始めたのって、いつ頃ですか?
高橋源一郎(以下:高橋) 1983年ですね。僕は82年に作家デビューして、翌年に荻窪に引っ越すんだけど、マンションの隣にレンタルビデオ屋があったの。初めて借りたのは、和服を着たお姉さんが脱いでエッチしてるのかしてないのか、よくわからない作品。このとき僕は32歳かな。それから1~2本を経て、『ミス本番・裕美子19歳』(84年/宇宙企画)を見てびっくりしたんです。
安田 伝説の作品ですね。あの当時一世を風靡した宇宙企画の、いわゆる「美少女モノ」の原点になった。まずピアノのBGMが流れてきて、イメージシーンがあって、インタビューして……(笑)。
高橋 それからベッドに座って、男優が現れてキスして……っていう、一連のあの王道の流れはここから始まったんだよね。で、「ミス本番」だから、ほんとにセックスしてるのがわかるわけ。当時の女優さんなんて、ブスばっかりだったじゃない? その中にあって裕美子ちゃんは抜群に可愛かったから、「えっ、いいの!?」って、カルチャーショック。
安田 いま見ても可愛いですね。僕もそのぐらいからAV見てるんですよ。まだ高校生でしたけど、アルバイトしてビデオデッキ買って。
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