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日刊サイゾー トップ > 社会  > 料理に異物混入で店長がパクリ!?

レストランで料理にウジ虫が混入 そのとき店長がとった行動とは……

ujimushi.jpg『中華バカ事件簿』(扶桑社)

 食品への異物混入と、その事実を隠そうとする業者側の隠匿体質が社会問題となっている中国だが、「そこまでするか」という事件が起きた。

 「北京晨報」によると4月28日、北京市中心部のあるレストランで、「食べ物の中にウジ虫が入っている」と客からクレームを受けた店長が、証拠隠滅を図ったのだ。

 驚くべきは、その隠滅方法だ。

 この客によると、問題の料理を3分の1ほど食べたところで、皿の中のウジ虫を発見。店長に抗議した。すると店長がそのウジ虫を掴んだので、「手から放しなさい。証拠を隠滅しないように」と忠告したという。ところが店長は、いきなりそのウジ虫を口の中に入れ、飲み込んでしまったのだという。
 
 一方、レストラン側は、料理にウジ虫が混入していたことも、店長が食べて証拠隠滅を図ったことも否認している。
 
 捨て鉢ともいえるこの店長の行動だが、北京で日本食料理店を営む男性は彼の気持ちをこう代弁する。

「下水油事件にはじまり、中国の食の安全が問題視されている中、首都北京では衛生局が取り締まりを強化している。虫一匹の混入でも、見せしめ的に営業停止処分が下されることもあるほどです。そうなれば店長は職を失うことになるので、必死だったのでしょう」

 ちなみに中国版Twitterの「微博」上では、ウジ虫を食べた店長に対し、「命がけで職責を果たした」「こんな従業員を雇いたい」「汚職官僚の秘書にスカウトされるぞ」などなど賞賛するような声も上がっており、この国の隠匿体質はまだまだ改善されそうもない……。
(文=牧野源)

最終更新:2012/05/01 19:13
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