東京スカイツリー入場券が中国人に26万円で転売されている!?
#中国
5月22日に開業する東京スカイツリーの展望台入場券の第1期抽選の当選者が30日、発表された。開業初日正午入場のネット販売分入場券の当選倍率は、335倍だったという。
そんなプラチナチケットに、なんと隣国中国で高値が付いているという。
東京スカイツリーは当初、中国名として採用された「東京天空樹」が、中国大陸で何者かによって商標登録されていることが判明するなど、中国流の歓迎も受けているが……。
「世界一の高さの電波塔である東京スカイツリーは、何事も一番が大好きな中国人にも注目されています。中でも世界一のタワーに一番乗りできるのなら、金に糸目はつけないという人も多い。第1展望台は大人2,500円(日時指定券)、第2展望台はプラス1,000円の追加料金がかかりますが、中国の旅行会社からは『1万元(約13万円)払うから、なんとか開業入場券が手に入らないか』という問い合わせが内密に来ています。彼らは、旅行客にはその倍近くの価格で販売するはずですよ」
そう話すのは、中国の旅行会社から委託を受け、中国人団体ツアーの運営などを行う、いわゆるインバウンド業界関係者だ。しかし、抽選販売の個人入場券は実名制で、転売はできないはずだが……。
「ネットの抽選分では、1枚のクレジットカードで、最大8人分の入場券が応募できます。つまり、当選者自らはガイドとして同行すれば、7人まで引率できるというわけです」(業界関係者)
1枚13万円で販売したとすれば、社員一人で数時間のうちに90万円近くの収益を上げられる計算になる。まさに濡れ手で粟である。
「このところ、日本への団体ツアーは価格競争にさらされていて、インバウンド業務の利ざやも減っている中、こんなおいしい話はない。社員全員に命じて応募させた会社もあると聞いています。当選したかどうかはわかりませんが」(業界関係者)
日本の首都の新しいシンボルとして、歴史に名を刻まれることとなる東京スカイツリー。しかし、開業日にふたを開けてみれば、「東京を見下ろす展望台は中国人で埋め尽くされていた」などという事態になるかもしれない!?
(文=牧田源)
そんなに価値あるのか疑問。
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