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「2枚も出したら大赤字!」CD発売を中止したTOKIOの驚くべきセールス実態

tokiozenin0114.jpgこのころはよかったね。

 ジャニーズ事務所に所属し、SMAPと並んで毎年大みそかのNHK『紅白歌合戦』の常連となっているTOKIOだが、今月12日に突如、2月1日に発売予定だったシングル「KIBOU」の発売を延期することが公式サイトで発表された。

「同曲はメンバー5人が出演している大手運輸会社・ヤマト運輸のCMソング。昨年8月に山口達也が無免許運転の発覚によって書類送検された際には同CMの放送がしばらく自粛されたが、その件は今回の発売中止とはまったく影響はないようだ。発売中止の理由について、『ヤマト運輸のTVスポットの延期に伴い』と書かれているのも何やら不可解」(スポーツ紙デスク)

 結局、発売中止になった「KIBOU」は、2月29日に発売が予定されていた、13日スタートの松岡昌宏主演ドラマ『13歳のハローワーク』(テレビ朝日系)の主題歌「羽田空港の奇跡」と両A面という形で「羽田空港の奇跡/KIBOU」として発売。「KIBOU」のカップリングだった「ストロボ」も収録されるという。

 だが、今回の件で浮き彫りになったのは、TOKIOの驚くべきCDセールスの実態だ。

「このところのTOKIOのCD売り上げで、1カ月2枚も発売するのはあまりにも無謀。プロモーションのタイミングはかなり難しいし、以前所属していたレコード会社の関係者いわく『TOKIOなんて1カ月に2枚も出したら大赤字。なぜ最初からそんなことが分からなかったのか』と呆れた様子だった。それにしても、出す曲、出す曲にしっかりタイアップが付いているのに、なんで売れないのか不思議ですね」(レコード会社関係者)

 TOKIOのメンバー5人は『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)、『5LDK』(フジテレビ系)に出演し、CMもコンスタントにこなしながら、それぞれドラマやバラエティーでも大活躍中。知名度に関しては申し分ないが、まったくCDセールスにはつながっていないようだ。

「2010年から発売したシングルの売り上げデータを見てみると、『ヤマト運輸』のCMソングを収録した両A面シングル『advance/また朝が来る』が約3.5万枚、『ザ!鉄腕!DASH!!』のテーマソング『―遙か―』は約5.4万枚、長瀬智也が主演したドラマ『うぬぼれ刑事』(TBS系)の主題歌で玉置浩二が作詞・作曲を手掛けた『NaNaNa(太陽なんていらねぇ)』は約3.9万枚、そして昨年、松岡が主演したドラマ『高校生レストラン』(日本テレビ系)の主題歌『見上げた流星』は約3万枚しか売れなかった。ジャニーズの戦略では強力なライバルがいない週を発売日にし、オリコンシングルランキングで初登場1位を獲得させるのが常套手段だが、『NaNaNa』と『見上げた――』はしっかり調整したにもかかわらず、オリコン1位を逃してしまい、担当者は『なんでこんなに売れないんだ』と嘆いていたらしい」(同関係者)

 ここまで売れないのは、TOKIOがレコード会社を移籍したことも大きく影響しているようだ。

「かつて、ジャニーズは所属グループを各レコード会社にバランスよく振り分け、TOKIOは1994年9月のデビュー曲『LOVE YOU ONLY』からソニーレコードに所属し、2001年3月の『どいつもこいつも/ボクの未来』からユニバーサルミュージックに所属。07年11月発売の『青春 SEISYuN』を最後に、ジャニーズの自社レーベル、ジェイ・ストームに移籍した。同社はメリー喜多川副社長の娘で、ジャニーズの次期社長候補といわれる藤島ジュリー景子氏が社長を務めているが、TOKIOはメリー氏の寵愛を受けているので、曲作りの環境がかなりぬるくなっているようだ。結果、CDが売れないという悪循環を繰り返している」(芸能プロ関係者)

 同じジェイ・ストーム所属でも、後輩の嵐はことごとくヒットを連発し、今やTOKIOはとっくに抜き去り、SMAPを脅かす人気ぶり。TOKIOのCDセールスに関しては、根本から見直す時期に来ているかもしれない。

AMBITIOUS JAPAN!

Be ambitious!

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最終更新:2018/12/11 13:21
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